
1 それでも動く名無し 2026/11/05(木) 16:35:07.91 ID:uSIR5bIHa 健一さんが購入したアルファードの価格は、諸費用などを含めて約600万円。頭金はほとんど用意できなかったため、5年間の残価設定ローンを利用しました。5年後の残価を約300万円に設定し、残りの金額と金利負担などを毎月支払う契約です。 月々の支払いは約7万円。決して安い金額ではありませんでしたが、通常のローンよりも月々の返済額が低くなることが、購入の決め手になりました。 「5年経ったら返せばいいんだし。残クレのなにが悪いんでしょうね」 健一さんは、そう考えていたのです。 ショッピングセンターで見舞われた突然の集中豪雨… アルファードを購入してから約2年が経過した、ある夏の日。 健一さんは休日に家族と市街地のショッピングセンターを訪れていました。その日は朝から雨模様、子どもたちをゲームコーナーで遊ばせたり、買い物をしたりしていると突然、激しい雨が降りはじめます。 2階部分が店舗で、1階部分にある駐車場に出ようとしたとき、すでに駐車場は一面水たまりに。 「いまのまま外へ出たら靴が濡れるし、しばらく店の中にいよう。ちょっと待ってれば水も引くだろう」 そう思って館内に留まることにしましたが、やがて館内放送が流れました。駐車場が冠水しているため、安全のため館内にいてくださいというものでした。駐車場の階段まで降りて確認すると、まるで川のようになっていました。 ショッピングセンターの平面駐車場にも大量の水が流れ込み、多くの車が水に浸かっています。そのなかには、健一さんのアルファードもありました。 「嘘だろ……」 水が引いたあと、健一さんが車に近づくと、車内には泥水が入り込みシートも床も汚れていました。エンジンをかけると危険だと聞き、車には触れず、ロードサービスに連絡します。 後日、修理工場で確認してもらったところ、電装系統などにも深刻な被害があり、修理費用は非常に高額になる見込みとのこと。事実上の全損です。しかし、健一さんは車両保険に加入していなかったのです。 「保険料が高かったから……。俺はゴールド免許だし、事故さえ起こさなければ大丈夫だと思って……」 対人・対物賠償は無制限で付保していましたが、自車の損害を補償する車両保険は外していました。当然、今回の水害による車両の損害についても保険金を受け取ることはできません。 さらに、問題となったのが残価設定ローンです。全損となった車のローンを精算する必要があると説明されたのです。提示された一括精算額は、約480万円。 「えっ? 車はもう使えないのに、480万円も払わなきゃいけないんですか?」 引用元…