1: 匿名 2026/10/09(金) 10:56:15 読者はすでにお気づきのように、日本社会における人と人の関係性は明らかにこのうちの「農村型コミュニティ」の性格が強く、そちらに傾く傾向が大きい。それには理由があって、私は拙著の中で“稲作の遺伝子”と呼んできたのだが(拙著『コミュニティを問いなおす』2009年、等参照)、まさに2000年以上に及ぶ稲作を基盤とする歴史の中で、そうした生産構造にふさわしい行動パターンとして進化してきたのが「農村型コミュニティ」的な関係性だったからである。つまり稲作の場合、比較的小規模な家族や共同体が単位となって、水の管理などを含めた生産活動に従事する。そこで得られる生産物(=食糧)の出来・不出来は、メンバーの「生存」を文字通り左右する“氏活問題”であり、したがってそこでは生産が滞りなく進んでいくための「同調的」行動が強く求められると同時に、集団のメンバーは基本的に同質的・固定的で、外部との出入りや交流は概して少ない。こうした構造の中で、それに適応的な行動パターンとして形成されたのが、他ならぬ「農村型コミュニティ」的な関係性だった。東洋経済オンライン日本人が「身内には過剰で他人に冷淡」な根本原因 生きづらさと「低い幸福度」の裏に潜む知られざる呪縛日本社会に根強く残る「身内主義」や閉鎖性。それは歴史や文化に根差した人間関係に由来します。なぜ私たちは他者に冷たく、身内に過剰に気を使うのでしょうか。経済停滞や幸福度低下の根本原因に迫り、日本が進むべき「都市型コミュニティ」の可能性を考えます。…