娘の名前はマリー(Marie)。ところが、もうすぐ7歳になる本人は、自分の名前を「マレー(Murray)」だと思っている。赤ちゃんの頃に双子の姪っ子たちがつけたあだ名を、家族で面白がって呼び続けた結果だ。しかも娘には、この2つの名前の違いが聞き分けられない。慌てて直そうとしたら、今度はもっとややこしいことに——。足かけ7年に及ぶ、親のやらかし告白。 ※注:カタカナで書くと「マリー」と「マレー」はまったく別の名前に見えますが、英語ではこの2つ、かなり似た響きに聞こえやすい名前です。マレーは日本語では慣例で「マレー」と書かれますが、英語の発音では語尾が「リ」に近く、目立つ違いはどこを強く読むか。マリーは後ろの「リー」を、マレーは頭の「マ」を強く読みます。なお、マレーは英語圏ではどちらかというと男性の名前や名字として知られています。 何をやらかした? 📌 娘にマリーと名付けたのに、双子の姪っ子たちの言い間違い「ベイビー・マレー」を家族で面白がって使ううちに、それが定着。気づけば娘は自分をマレーと呼んでいて、マリーとマレーの違いも聞き分けられていなかった。幼稚園ではクラスの友だちもみんなマレー呼び。正しく言わせようとしたら、今度は頭を強く読む、マリーともマレーともつかない発音で自己紹介するようになってしまった。 事の発端 ありふれた名前、あだ名の予定はなし 投稿者いわく、厳密には「今日」やらかした話ではない。娘はもうすぐ7歳。名前はマリーという。 「ええ、分かってます。あなたか、あなたのお母さんか、あなたの姉妹のミドルネームですよね」と、投稿者は読む人に先回りしてみせる。マリーはミドルネームとしてもよくある名前で、娘もしょっちゅうそう言われるのだそうだ。 名付けたとき、あだ名をつけるつもりはまったくなかった。マリーはマリー。それで十分なはずだった。 双子の姪っ子がつけた「ベイビー・マレー」 ところが、思わぬところに伏兵がいた。当時2歳だった、投稿者の双子の姪だ。2人は2歳児らしい、ちょっと変わったしゃべり方をしていて、赤ちゃんだったマリーのことを「ベイビー・マレー」と呼んだ。 これが家族には大ウケした。おかしいし、とにかくかわいい。みんなで面白がっているうちに、「ベイビー・マレー」はそのまま娘の呼び名として定着してしまった。 やらかしの一部始終 「ベイビー」は卒業、でも「マレー」は残った それから数年がたち、娘は「もうベイビーはやめて」と言い出した。本人の希望どおり「ベイビー」は外れた。ところがちょうどこの頃、投稿者はあることに気づく。娘が自分のことを「マレー」としか呼ばなくなっていたうえに、マリーとマレーの違いが聞き分けられていなかったのだ。 これはまずい。そう思った投稿者は、それ以来、意識して「マリー」とだけ呼ぶように心がけた。 幼稚園では、友だちもみんな「マレー」 さらに数年後。幼稚園に通うようになった娘を見て、投稿者は気づいてしまう。娘は相変わらず自分をマレーと名乗っていて、クラスの友だちまでみんな娘を「マレー」と呼んでいたのだ。家でどれだけ「マリー」と呼び続けても、外の世界にはまったく届いていなかった。 直そうとしたら、余計にこじれた そこで投稿者は、本人にちゃんと「マリー」と言わせる練習を始めた。ところが、これが裏目に出る。娘は自分の名前を言うとき、頭の「マ」を強く読むようになってしまったのだ。 こうして娘の自己紹介は、頭にぐっと力の入った「マリー」になった。本人はマリーと言っているつもりでも、聞く側にはマリーともマレーともつかない。初めて聞いた人はたいてい、戸惑った顔で投稿者のほうを見る。「えっと……この子の名前、結局なんなの?」と言いたげに。 その後 しかも娘は、いまだにマリーとマレーの違いが聞き分けられていない。自己紹介は、頭を強く読む「マリー」か、そのものずばりの「マレー」か、そのどちらかだ。 投稿者は「マリーは後ろの“リー”のほうを強く言うんだよ」と説明してみた。だが娘は、きょとんとした顔で見つめ返してくるだけだったという。 投稿者は最後に「娘にマリーと名付け、あだ名はマレー。本人は違いが聞き取れず、自分をマレーと呼んでいる」と要約している。赤ちゃんの頃のかわいい呼び名を笑って使い続けたツケは、思いのほか長く残ってしまったようだ。この投稿には750件を超えるコメントが寄せられ、「マレーでいいじゃない」という声から、名前にまつわる言い間違いエピソードまで、にぎやかな反応が集まった。 海外の反応 1. やらかし名無しさん 昔、自分の名前を「エリックウィズアケイ」だと思い込んでた子を知ってる。エリックは普通「Eric」とCで綴るけど、その子はKの「Erik」。親が毎回「エリックです、Kのほうの(with a K)」って説明するのを聞きすぎて、それごと自分の名前だと覚えちゃったんだって。マレーはかわいい名前だよ。ずっとそのままでいてほしいな。 2. やらかし名無しさん(>>1への返信) 薬局で働いてた頃、生後数週間の娘さんの薬を受け取りに来たお母さんがいた。名前はソフィア。「FのSofiaですか、PHのSophiaですか?」って確認したら、その場で泣き出しちゃって。これから20年くらい、人生で一番聞かれる質問がこれになるって、その瞬間に悟ったらしい。ちゃんと眠れてるといいんだけど…… 3. やらかし名無しさん 家族そろって何年も「ベイビー・マレー」って呼んで大ウケしてたなら、そりゃ本人はそれが自分の名前だと思うよ。子どもにとっては、一番たくさん呼ばれた音が名前なんだから。投稿者、これはちょっとだけ自業自得かも(笑) 4. やらかし名無しさん(>>3への返信) でも、2歳の姪っ子が言い出したあだ名なんて、普通はそのうち自然に消えると思うよね。「ベイビー」は本人の希望でちゃんと外れたのに、「マレー」だけが本名を乗っ取るなんて、誰も予想できないって。 5. やらかし名無しさん マリーです。わたしも20代になるまで、ちゃんと「マ・リー」って発音できてなかった。気づいたきっかけは、注文のときに名前を聞いてカップに書いてくれるカフェで、毎回「Murray」って書かれてたこと。たぶん早口で2つの音をくっつけて言うから、マレーに聞こえてたんだと思う。あだ名なんて一度もなかったのにね。 6. やらかし名無しさん(>>5への返信) 投稿者に聞いてみたいんだけど、マリーって実際どう発音してる? 後ろの「リー」をしっかり強く言う「マ・リー」なら、マレーとの差って抑揚がちょっと違うだけなんだよね。子どもが聞き分けられないのも、むしろ納得。 7. やらかし名無しさん(>>5への返信) 住んでる地域がバレそうだけど、うちのあたりの訛りで「マリー」って言うと、ほぼマレーになる(笑) うちの地元の人たちが呼んだら、たぶん誰も区別できないと思う。 8. やらかし名無しさん これ、ほぼわたしの話。きょうだいがマリーをうまく言えなくて、子どもの頃からずっと「マレー」って呼ばれて育った。自分では違いにすら気づいてなかったんだけど、ある日そのきょうだいが職場に訪ねてきて「マレーいますか?」って聞いたら、みんなしばらく誰のことか分からなかったらしい。それ以来、職場でもマレー。何年か前、試しに正しく発音してって頼んだら、ちゃんと言えたんだけど……なんか気持ち悪くて全然なじめなかった。だから今もマレーです(笑) 9. やらかし名無しさん うちの大叔母の名前がマリーで、しかもマレーって名前の双子の兄弟がいた。子どもの頃、どっちか片方だけ呼びたいときは相当ややこしかっただろうな。「マリー!」って呼ばれるたびに、2人そろって振り向いてたんじゃないかと思う。 10. やらかし名無しさん 名字がマレーで、ミドルネームがマリー。フルネームは「〇〇・マリー・マレー」なんだけど、10歳くらいになるまで「〇〇・マレー・マレー」だと本気で思ってた。娘さんの気持ち、ちょっと分かる。 11. やらかし名無しさん 茶化すつもりはないんだけど、耳の聞こえや言葉の発達に引っかかるところがないか、一度だけ専門家に見てもらってもいいかも。何もなければ、それはそれで安心できるしね。 12. やらかし名無しさん(>>11への返信) 37歳だけど、自分の名前をちゃんと言えるようになったのは13歳くらいだった。Rの音は子どもが覚えるのに一番時間がかかるって言うし、聞き分けられないのも本当にありうる。わたしなんか今でも、違いが聞こえなくて言い間違えたままの単語がたくさんある。娘さん、ほかの言葉でもRの音に苦労してない? 13. やらかし名無しさん(>>11への返信) 同意。耳そのものに問題がなくても、音の聞き分けが苦手な子もいるらしいから、確認しておいて損はないと思う。何もなかったら、あとは本人の好きな読みで名乗らせてあげればいい。そのかわり、読み方を直してもらうときの感じのいい言い方と、学校の書類みたいな正式な場面では「マリー」と呼ばれても返事できるようにだけ教えておけば十分。 14. やらかし名無しさん 正直、小さい女の子で「マレー」ってめちゃくちゃカッコいい(笑) 一度会ったら絶対忘れない名前だよ。わたしも住んでる地域ではかなり珍しい名前なんだけど、そのおかげで性格も、人の記憶への残り方も形づくられた気がする。珍しい名前って、本人が自分のものにしてればいいもんだよ。話を聞く限り、この子はもうしっかり自分のものにしてる。 15. やらかし名無しさん(>>14への返信) マレー、かわいいじゃない。本人が気に入ってるなら放っておけばいい。高校まで続くかは分からないけど、続いたら続いたで人間に深みが出るし、人と違うのって気分いいよ。……と、フランクという名の女が申しております。まあフランクじゃないけど、男の名前ね。「はい、男性の名前と同じ綴りです」が口ぐせになってる。 16. やらかし名無しさん 本名と違う呼び名なんて、ぜんぜん珍しくない。「名前はマリーだけど、マレーって呼ばれてます」で、たいていどこでも通じるよ。それで文句を言う人がいたら、それはその人の問題であって、マレーの問題じゃない。 17. やらかし名無しさん(>>16への返信) もういっそ開き直ればいい。「マリーと書いてマレーと読みます」。自己紹介のたびにちょっとウケるし、一発で覚えてもらえるよ。 18. やらかし名無しさん いとこのグレンは、小さい頃「グレニー」って呼ばれてた。1歳下の弟はそれがうまく言えなくて「ギニー」。ある日ペットショップでモルモット(英語だとギニーピッグ)を見た弟が、「お兄ちゃんと同じ名前だ!」って言ったんだ。いとこは今45歳で、この40年近く、ずっとモルモットを飼い続けてる。 19. やらかし名無しさん きょうだいが3歳だった頃、家族でよくやってた遊び。「ヒポポタマス(カバ)って言える?」って聞くと「言えない」。「じゃあ、何が言えないの?」って聞き返すと、毎回元気いっぱいに「ヒポポタマス!」 20. やらかし名無しさん(>>19への返信) うちの祖母もそれ系だった。孫のサマンサのことを「サマンサって言えないから、アマンダって呼んでるのよ……あらやだ、今言えたわ!」って、何回も同じことやってた。 21. やらかし名無しさん 友だちの娘さん(今はもう大人)は、アイルランド系のルーツにちなんで「アシュリング(Aisling)」と名付けられた。親としては素敵な名前のつもりだったんだろうけど……結局みんなから「アスラン」って呼ばれてる。そう、『ナルニア国物語』のライオンと同じ呼び方。よくあることだよ、投稿者。 22. やらかし名無しさん わたしは自分のミドルネームを「アンド」だと思ってた。「ファーストネーム・アンド・ラストネーム」みたいな感じで。正解は「アン(Ann)」でした。 まとめ あだ名を面白がって呼び続けるうちに、娘が本名を「マレー」だと思い込んでしまった投稿者。海外の反応は「マレーのほうがカッコいい」「このまま名乗らせればいい」という声が大勢で、マリーなのにマレーと呼ばれて育った人まで登場した。一方で、念のため耳や言葉の発達を確かめておいては、という助言も。名前は、綴りより呼ばれ続けた音のほうに宿るのかもしれない。 元ソース: 娘に自分の名前の正しい言い方を教えそびれた The post 双子の姪っ子の言い間違い「ベイビー・マレー」を家族で面白がっていたら、娘マリーが自分の名前をマレーだと思い込んでしまった話 appeared first on やっちまった!海外のやらかし告白.…