「闘う料理人」として知られるこめお氏が経営する「割烹こめを」を巡り、店内の拭き取り検査で黄色ブドウ球菌が検出されていたことが11日、テレビ朝日系の報道で改めて取り上げられ、X上で拡散している。 同店は8月22・23日の「麻布十番納涼まつり」で提供した「冷やしカニラーメン」が原因となり、港区がサルモネラ属菌による食中毒と断定。相談は250件に上り、区は食中毒患者を123人と認定した。港区全体でもこれほど大きな食中毒は初めてだという。 報道では、食品衛生法で義務付けられている日々の衛生管理計画の記録を、通常営業の段階から行っていなかったことも明らかになった。さらに保健所の店内拭き取り調査で、清潔な調理環境では通常検出されないとされる黄色ブドウ球菌が見つかったと伝えられ、視聴者や投稿が反応している。 「本当に清潔にして食品を扱う場面であれば通常は出ない」 テレビ朝日の取材に対し、みなと保健所の前田光哉所長は次のように説明した。 「衛生管理計画をお店がきちんと記録するということが食品衛生法上義務付けられているが、通常の営業段階から行っていなかった」 「もしそれが保健所で分かったらすぐに指導の対象になる。なかなかあり得ないものだと思う」 拭き取り検査の結果については、こう述べている。 「本当に清潔にして食品を扱うという場面であれば通常は出ないが、少し掃除が行きわたらないことによって、トイレに行った後の手洗いをきちんとしないことによって起こり得るものと認識しております」 広島大学生物生産学部の中山達哉教授は、記録を怠っていた点について「食中毒や事故が起きた時に原因を追跡できるのが一番のメリット。それをしていないということは、一般的に食品衛生の知識がなく、管理もずさんかと考えてしまう」と指摘した。…