
1: 少考さん ★ wlB7iZ129 2026-09-10 21:21:04 ※調査時期:スクリーニング調査 2025年2月5日~6日 本調査 2025年2月7日~10日 ※LIFULL STORIES 2026/09/10公開 2000年代より「生きづらさ」という言葉が社会に浸透した。生きづらさには、個人の特性や生育環境等の内在的要因によるもののほか、社会から向けられる視点による差別等の外在的要因による生きづらさがある。後者については、人は幼い時から外見により序列化され、老いては身体能力や自立した生活を失う点をマイナス評価されることにより、生きづらさは形を変えて一生続く。 多くの人が経験するルッキズム(外見による差別)とエイジズム(年齢による差別)による生きづらさについて、社会学者・上野千鶴子氏さんに疑問をぶつけてみた。 「可愛い!」「そんな年には見えません」。 私たちは、外見に向けられる言葉に一喜一憂するが、自分もまた他者に対して同様の声かけを行っている。社会的動物である限り、私たちは他者の視線にさらされる運命であり、評価され続けるものなのもしれない。 しかし、その評価に傷つき、縛られている一面も忘れてはならない。若い頃は「美しさ」の尺度で評価され(ルッキズム)、年を重ねてからは「若さの喪失」により差別を受け(エイジズム)、「自分はダメだ」と思いこむ人もいるだろう。私たちの生きづらさは、他者の視線による序列化(ランクオーダー)によって形づくられているのではないだろうか。 社会学者・上野千鶴子氏とともに、他者の視線による二つの呪縛「ルッキズム」「エイジズム」にどのように向き合うか考えた い。 人の心の中を変えることはできなくても、『タテマエ』は変えることができます。社会運動の目的は、人の内面ではなく社会構造や法律・規範を変えることです。 ルッキズムの根源は、女性を評価する権利を持つと思いこむ男性の誤り 『人は見た目が9割』(新潮社、竹内一郎著)は、累計200万部以上売り上げるベストセラー。私たちは、かくも容姿に重きを置き、互いに評価し合う世界に生きている。「可愛い」「残念」等、容姿に向けられる、率直でときに辛辣な言葉に一喜一憂したことのある人も多いのではないだろうか。近年、外見至上主義・外見差別は「ルッキズム」と呼ばれ、多くの人が問題だと認識するようになった。 長年、家族社会学・ジェンダー論・女性学を研究する社会学者・上野千鶴子さんは語る。 「ルッキズムとは、女性の外見を評価する権利・権力を持っていると思いこむ男性たちが、女性を外見で序列づける差別観です。古くは『源氏物語』の雨夜の品定めの場面で描写されているように、関係性を持ったり、連れ歩いたりする女性の外見は、男性の仲間内での相互評価・承認において非常に重要視されています。つまり、 女性への評価は“見せびらかし”やピア(同じ立場の仲間)間での“序列付け”のツールとして機能してきたのです」 確かに、「一番可愛いのは〇〇」というように小中高生の会話からも見てとれるほど、外見による序列づけはあらゆる場所で行われている。 「ジェンダー心理学者である小倉千加子氏さんよると、『女性の思春期は、自分の身体に商品価値があると気づいた時に始まる』そうです。この考え方によれば、自分の身体に商品価値があると自覚すれば、3歳でも思春期だと言えます。実際、それくらい幼い頃から、『自分は外見によって判定される存在だ』ということを、女性は徹底的に学ばされるわけです」 外見による序列化に、強制的に組み込まれる女性たち。他者からの評価と序列化が、女性に及ぼす影響は深刻だと、上野さんは指摘する。 「ある調査では、『自分の外見に満足しているか』という問いに『YES』と答えた女性の割合は、1~2割。裏返すと、およそ8割の女性が自分の外見に不満を持っており、外見で評価されることに苦しんでいます」 さらに、株式会社博報堂が日本国内在住の女性1,034名を対象に実施した「女性の外見とのつきあい方とルッキズムに関する意識調査(※)」では、15–74歳女性の63.0%が「もしできるならルッキズムをなくしたい」と回答している。特に10代は73.5%と、多くの女性がルッキズムをなくしたいと考えていることが分かった。 ※博報堂「博報堂 Woman Wellness Program」 (略) ※全文はソースで…