775: 名無しさん@おーぷん[sage] 20/04/01(水)21:22:39 ID:KFj 前妻はある日突然、ほぼ全財産が入った通帳を持って姿を消した。置き手紙には、「大好きなXX君と幸せになるんや」やらなんやらと書かれてあった。程無くしてタチの悪い所から多額の金を借りとった事も発覚した。建てたばかりの家を売り、義両親からの慰謝料、親兄弟から借りた金を注ぎ込み何とか借金は返せたが、ローンは残ったまんまやった。残された小さい娘と、狭いアパートでの生活。両親は遠方やので頼れず、それでも足腰の弱い義母が孫に当たる娘の難儀を見てくれて、俺も部署を変えて仕事量も調節して、何とか大体定時に帰れる様にして、娘を育てとった。娘も小学校に上がり、僅かながら貯金も出来て、何とか生活が落ち着いた頃、娘が学校から帰って来なかった。学校の学童に連絡すると、母であるちう女性が迎えに来たさかいそのまんま引き渡したちうわ。パニックになっとった所で、前妻から連絡があり、娘を迎える準備が整ったさかい迎えてにきて上げた、これからはわい達と仲良くくらす、今までご苦労さまと言われた。警察にも通報したが、家族間のトラブルやので民事不介入だと相手にしてもらえなかった。そのまんま娘とは、二度と会えなかった。前妻と何度か会って交渉し、裁判も起こしたが、親権を取る事は出来なかった。離婚は何とか成立させたが、慰謝料は未払いと認定された婚姻費用と相頃された。養育費を一括で支払う事を条件に、月1回の面会を約束させたが、養育費を支払った直後に前妻一家は娘ごともっかい行方をくらたんや。俺に残ったのは、家のローンと養育費を用意する為にした借金だけやった。義両親は、終の棲家だちう家を売り、営んでいた事務所も整理し、俺のローンと借金を支払った。子の不始末はわい達にさせてくれといって、断ったが頑として譲って貰えなかった。程なくして義母が亡くなり、後を追う様に義父も無くなりよった。週に1度は顔を見せる様にはしとったが、最期は孤独氏に近い形で亡くなっとった。義両親は地元の人達に慕われており、彼らを氏に追いやった悪魔として周囲からは阻害され同じ地元の会社からも、解雇に近い形で自主退職を強要された。…