東京都港区は3日、8月22日・23日開催の「麻布十番納涼まつり」で起きた集団食中毒の調査結果を公表した。原因は「割烹 こめを」が調理し会場で販売した冷やし蟹ラーメン、病因物質はサルモネラ属菌と断定。同店には9月3日から9日までの7日間の営業停止命令が出された。 公表時点の患者は78人(男性48人・1〜61歳、女性30人・9〜47歳)。入院は3人で、すでに全員退院している。発症は8月23日午前1時頃から26日午後4時頃まで。下痢・腹痛・発熱などが確認され、47医療機関で51人が受診した。 港区・都が断定した内容 東京都保健医療局によると、断定の根拠は次の4点。 1. 患者全員に共通する食事が、当該イベントの冷やし蟹ラーメン以外になかった 2. 複数の患者および従事者のふん便からサルモネラ属菌を検出した 3. 喫食を起点とした潜伏時間と症状がサルモネラ食中毒と一致した 4. 診察した医師から食中毒の届出があった 原因施設は屋号「割烹 こめを」(港区麻布十番二丁目14番4号、エタニティ麻布十番地下1階)。営業者は株式会社Fooppy、代表者は大迫大将氏。食品衛生法第6条第3号違反として、同法第60条第1項に基づく営業停止となった。 産経新聞は、8月末時点で体調不良の訴えが116人に上り、さらに増える見込みだと報じている。区が食中毒と断定して公表した確定患者数は78人で、数字の意味が異なる点には注意が必要だ。…