
1: 2026/08/23(日) 18:44:02.27 ID:MYp88o079 (CNN) 少年時代をオオカミの群れで過ごし、人間社会に戻ってからは「シエラモレナの狼少年」と呼ばれるようになったスペインの男性が死去した。80歳だった。 マルコス・ロドリゲス・パントーハさんは少年時代の大半、人との接触を断ったまま、スペインの人里離れた山中で過ごした。 幼い頃に不幸が重なって見捨てられ、オオカミに育てられる特異な12年間を送った。 ロドリゲスさんはその後、文明社会へ復帰。地元自治体の発表によると、2001年にランテという集落に住み着き、先週80歳で亡くなるまで暮らしていた。 最晩年のロドリゲスさんを知る男性は、スペインの公共放送局RTVEに「大地や風、空気、雨、獣の巣穴から生まれたような人だった」と証言する。 「人間と一緒だと居心地が良くないので、オオカミと過ごした日々が一番幸せだった、といつも言っていた」 ロドリゲスさんは1946年、内戦と世界大戦からの復興途上にあったスペインで生まれた。生地は南部の村アニョーラで、そこから貧困にさいなまれる人生が始まった。 ガブリエル・マニラ教授によれば、母親の死後、きょうだいは親戚の家に引き取られたものの、ロドリゲスさんは父親と一緒に残った。父親は再婚し、家族を連れてシエラモレナ山脈へ移住すると、木炭作りを始めた。 RTVEの報道によると、ロドリゲスさんは継母から虐待を受け、わずか7歳の時、高齢のヤギ飼いの元へ売られた。 「彼らに山の中の洞窟へ連れて行かれた。すると、ひげを生やした小柄な老人が、コルクの靴を履いて出てきた」。ロドリゲスさんはマニラ教授のインタビューにそう振り返り、荒野での生活の手ほどきを受けた経験を語った。 「オオカミの遠吠えが響き、キツネや野生のヤギ、シカ、サソリ、ヘビもいた。夜になると、こうした動物の声が聞こえてきて怖かった」 ヤギ飼いはロドリゲスさんの面倒を見てくれた。動物の皮で体を温めてもらい、ヤギの乳しぼりの仕方や、棒を使ってウサギを狩る方法を教えられた。 ロドリゲスさんはこの老人の指導の下、「自然界の掟」を学んだと、マニラ教授は研究の中で記している。 ヤギ飼いが突然姿を消すと、ロドリゲスさんは自力で生き延びるため、覚えた技能を駆使した。オオカミの子どもたちに餌を運び、危険を察知して遠吠えしたところ、オオカミの群れから信頼を得ることができた。 「私が泣いていると、オオカミたちが飛びかかってきた。それから、洞窟にあるオオカミの巣穴へと案内された」。ロドリゲスさんはマニラ教授にそう振り返り、オオカミの子どもたちがロドリゲスさんを歓迎してじゃれ回る様子を説明した。 ロドリゲスさんは文明を避け、人の声が聞こえるたびに身を隠していたが、19歳の時、「渓谷で道に迷い一人きりで」いたところを治安警備隊に発見された。 ■社会復帰 社会復帰して間もない時期のロドリゲスさんに会った人はみな、ロドリゲスさんの生来の知性と「野性的な性格」について振り返ったと、マニラ教授は研究で記している。 マニラ教授によれば、ロドリゲスさんは「社会生活の認識が完全に欠如していた。言葉の困難も抱え、特に物事の名前に関しては知識が欠けていた。歩き方は奇妙で、純朴な性格だった」という。 1965年に治安警備隊に捕らえられた後は、南部ハエンの司祭や、首都マドリードの修道女たちの元に身を寄せた。RTVEの2010年の報道によれば、兵役を終えると最終的にマヨルカ島に渡り、ホテルやレストランで働いていたという。(以下ソース) 8/22(土) 19:52配信…