
1: Ailuropoda melanoleuca ★ QdmnWWwI9 2026-08-27 16:13:38 (略) 「テレビは、頭のネジが外れている人のほうが面白いものを作れる」「芸能界はそういう世界」────これらは、テレビ局で働いていた頃、よく聞いていた言葉だ。 今年3月、東京大学大学院などの研究チームが行なった放送業界の労働環境調査が公表された。調査に協力した女性119人のうち、7割が性的な冗談やからかいを受けたと回答。「不必要に身体を触られる」といった経験がある女性が、53人(44.5%)もいた。また、「性的接待要員にあてがわれる」経験をした女性が14.2%もいて、放送業界の人権意識の低さが浮き彫りになった。 これまでは「テレビって、芸能界って、そういう世界だから」と言い逃れできていたかもしれないが、ここ数年で、その悪しき風習が世間に晒されるようになってきた。最近でいえば、NHKの職員が番組出演者から性被害を受けた問題だ。 職員は番組の懇親会後に、出演者から性被害を受け、体調を崩し、休職。その後、復職の際に、同じ部署での復帰は精神状況が悪化するため他部署への異動を求めたが、「特段の配慮」は認められなかった。性加害を行なったとされる人物は公開されておらず、「飲酒していたため記憶にない。もし事実なら申し訳ない。」と話しているという。 まず、NHKの対応は性被害やPTSDへの理解がなく、重大な人権侵害への認識が甘く、被害者をより傷つけたといえるだろう。また、この事案を昨年4月に上層部が認識してから公表まで1年以上かかった、対応スピードの遅さも気になる。昨年民放で起きていたあらゆるハラスメント事案のほとぼりが冷めるのを待っていたのでは、と勘ぐってしまうほどの遅さだ。 さらに、加害者は実名報道されることもなく、野放しになっていることも恐ろしい。NHKは新たな出演依頼をしていないというが、民放には出ている可能性がある。「飲酒していたため記憶にない」「もし事実なら申し訳ない」という加害者の言葉も看過できない。 加害者にとってはそんな程度の記憶だろうが、被害者はその日のトラウマを一生背負わされていく。今も、何事もなかったかのように善人の面をしてテレビに出演しているのだとしたら、虫唾が走る。 的外れな誹謗中傷 フジテレビのドラマ出演者によるハラスメントの問題もあった。撮影中のボディータッチをきっかけに深刻なズレが生じ、男性俳優が女性俳優の楽屋へ押しかけ、「俳優を続けるべきではない」と発言したことが報道された。 この一件で、女性俳優に対して、誹謗中傷が相次いだ。「若い俳優とはキスシーンできるくせに」「顔に指が触れただけでセクハラかよ」など、私もさまざまな中傷コメントを読んだが、どれも的外れだと感じた。そもそも、顔に触れたことがセクハラと認定されたわけではないし、過去のトラウマから身体接触がある場合は事前に共有してほしいと女性側は番組に申し入れていた。 このトラブルは、セクハラが争点ではない。一番の問題は、楽屋まで乗り込んで、トラウマによる制限があるなら仕事を続けるべきではないと言い放ったパワーハラスメントだ。 厚労省が示すパワハラの考え方では、(1)優越的な関係を背景とした言動、(2)業務上必要かつ相当な範囲を超えたもの、(3)就業環境が害されるもの、という要素から判断される。一般的に、上司や仕事上強い立場にある人が、楽屋のような密室で「制限があるなら仕事を続けるべきではない」と発言すれば、十分パワハラになり得る。局が調査を依頼した外部弁護士も「深刻なハラスメント」として認定している。 また重要なのは、「制限がある=働くべきではない」とは限らないことだ。人はそれぞれ育児や介護、身体的な事情や心理的な事情など、大なり小なり問題を抱えている。制限があるから仕事を辞めるべき、というのは短絡的かつ飛躍した意見だ。 「不同意性交罪」の定義 元お笑い芸人によるロケバス内での性加害事件の裁判も、話題になっている。今月5日、不同意性交と不同意わいせつの罪に問われている斉藤慎二被告の公判で、検察側は懲役7年を求刑した。 この裁判に関して、「これが有罪なら、男はもう女に指一本触れられない」「女の気持ち次第で不同意性交になる」「後出し、ハニートラップ」など、お門違いな批判も相次いでいる。 全文はソースで…