1: 匿名 2026/08/09(日) 13:03:15 ■危うい安保論の拡大核兵器を持つことで敵国に攻撃を思いとどまらせる核抑止は、核開発の口実になっている。抑止論は核兵器廃絶の障だ。核抑止に依存する安全保障は危ういバランスで成り立っている。永続する保証はない。だが核を容認する風潮は、その脅威を最もよく知る日本も無縁ではない。長崎市の田中安次郎さん(84)は最近、修学旅行生に被爆体験を語った時にショックを受けた。生徒に「日本も原爆を持たないと負ける」と言われたのだ。田中重光さんも中学生に「核を持たないで日本を守れますか」と問われた。「子どもたちは純粋。世の風潮に敏感だ」。危機感を覚えざるを得ない。折しも小泉進次郎防衛相は核政策について「タブーなく議論をしなければ、もはやどの国も一国で安全保障を確立することはできない」と述べた。被爆者団体が抗議の声を上げたのは当然だ。高市早苗首相は6日、非核三原則を将来も堅持すると明言しなかった。被爆国・日本の核政策が揺らいでいないか。核兵器がもたらすのは安全や平和ではない。破滅である。核のタブーは「核兵器を二度と使ってはならない」という国際的規範として定着している。被爆者の訴えによる成果であり、被団協はノーベル平和賞を受賞した。原点は広島、長崎の惨禍だ。81年前のきょう、長崎の街は焼き尽くされ、市民は命と家族、未来を奪われた。惨状を前に「二度と過ちを繰り返さない」と誓ったことを忘れてはならない。核廃絶を訴える役割を担うのは被爆者だけではない。被爆体験は次世代に受け継がれている。長崎平和推進協会の学生会員は100人を超えた。希望の芽を社会全体で育て、活動の輪を広げたい。西日本新聞me【社説】長崎原爆の日 愚かな核抑止論を許さぬ長崎や広島の被爆者の怒り、無念の思いはいかばかりか。数十年にわたり、命を懸けて訴えた核兵器廃絶とはまったく逆の方向へ、世界は再び歩んで...|西日本新聞meは、九州のニュースを中心に最新情報を伝えるニュースサイトです。九州・福岡の社会、政治、経済などのニュースを提供します。…