1: バイト歴50年 ★ sFHSiaca9 2026-08-04 14:35:54 デジタル教科書」や「AI」の活用など、教育現場でのデジタル化が進んでいる。東京大学大学院総合文化研究科の酒井邦嘉教授は「非常に危険な兆候だ。先進的に導入を進めてきた北欧でいま、紙への回帰が進んでいるという現実を見ればその結果は明らかだ」という――。 ■デジタル教科書の何が問題なのか 近年は教育現場でも、デジタル機器やデジタル教科書の波が押し寄せています。私はこれまで、「紙の本」の優位性について繰り返し述べてきましたが、それは教育でも同様です。教育でのデジタル化は、大人の読書習慣などにおけるデジタル化よりもはるかに大きな影響があると考えられます。 そこで、紙の教科書やノート、手書きといった従来の「アナログ的な学び」の消失が、子どもの脳や学びにどのような影響を与えるのかについて、改めて考えてみたいと思います。 紙の本は、「読み書き」や「記銘」などの学習活動においても、デジタル機器よりはるかに優れています。紙の利点として、たとえば「先ほど読んでいたのは、右ページの上の辺り」とか、「見開きの図の下」といった実体としての手がかりが豊富です。 学習者は、何がどこにどのように書かれていたのか、という空間的な手がかりも利用して内容を記憶していきます。また、字を書く際にも、ノートのどの辺に書いたのか、という視覚情報が記憶の定着を促すことも明らかになっています。 これがデジタル機器になると、いくらでも画面上でスクロールしたり、拡大縮小したりできてしまうので、位置関係が分からなくなってしまいます。デジタル端末の場合は、位置情報が希薄になりやすいということです。…