
1: muffin ★ YX9xBXAG9 2026-07-21 15:46:05 2026年7月13日発売の『週刊少年ジャンプ』(集英社)33号が、限定付録や人気作品の連載終了により各地で売り切れとなる事態が相次いでいる。1968年の創刊以来、数々の大ヒット作を世に送り出してきた同誌だが、歴史を遡るとさらに驚異的な数字を叩き出した伝説の時代が存在した。 653万部――この数字は、現在も破られていない『週刊少年ジャンプ』史上最多の発行部数だ。その記録を打ち立てたのが、1994年12月20日に発売された「1995年新年3・4合併号」である。「最も発行部数が多い単一の漫画雑誌」としてギネス世界記録にも認定されており、まさに『週刊少年ジャンプ』人気が頂点に達した瞬間を刻んだ、歴史的な1冊といえるだろう。 では、史上最多発行部数を記録した驚異の1冊には、一体どんな内容が詰め込まれていたのだろうか。今回は、その伝説的な誌面を振り返っていきたい。 (中略) まず誌面のトップを飾ったのは、井上雄彦さんによる『SLAM DUNK』。この号では、1話丸ごとフルカラーという破格の仕様だった。 物語はインターハイ2回戦の湘北対豊玉高校戦。前半で“エースキラー”南烈のラフプレーによって目を負傷した流川楓がついにコートへ復帰し、後半戦の幕が上がるという重要な1話が描かれている。 一方、鳥山明さんによる『DRAGON BALL』は連載10周年を迎え、物語はクライマックスの「魔人ブウ編」に突入していた。 この号では、潜在能力を解放した悟飯が魔人ブウと激突する一方、大界王神の命と引き換えに孫悟空が復活。地球の命運をかけた戦いが、まさに佳境を迎えていた。 「ジャンプ黄金期」を支えた2大看板が、ともに最高潮の盛り上がりを見せていたのである。今振り返ると、この2作品を同時にリアルタイムで読めたこと自体が、『週刊少年ジャンプ』黄金期ならではの、この上ないぜいたくだった。 この伝説号を語るうえで興味深いのが、黄金期の立役者だった冨樫義博さんの『幽☆遊☆白書』が、すでに同年の「1994年32号」で連載を終えていたことだ。つまり、653万部という空前の記録は、絶大な人気を誇った『幽☆遊☆白書』が不在の中で達成されたのである。 それでもなお、誌面の顔ぶれは圧巻だった。連載開始から約半年で人気が急上昇していた『みどりのマキバオー』(つの丸さん)、後の時代をけん引する『るろうに剣心 −明治剣客浪漫譚−』(和月伸宏さん)、『地獄先生ぬ〜べ〜』(原作:真倉翔さん、作画:岡野剛さん)などが勢いを見せていた。 さらに、『DRAGON QUEST ーダイの大冒険ー』(監修:堀井雄二さん、原作:三条陸さん、作画:稲田浩司さん)、『NINKU ー忍空ー』(桐山光侍さん)、『とっても!ラッキーマン』(ガモウひろしさん)といった人気アニメ化作品が脇を支える。 加えて、『ジョジョの奇妙な冒険』(荒木飛呂彦さん)、『ろくでなしBLUES』(森田まさのりさん)、『新ジャングルの王者ターちゃん』(徳弘正也さん)、『キャプテン翼』(高橋陽一さん)、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(秋本治さん)といった重鎮たちも顔をそろえていた。 そして、特別読切の豪華さも見どころだ。『電影少女』の連載を終えていた桂正和さんが、『SHADOW LADY』の読切版を発表。さらに梅澤春人さんも、連載中の『HARELUYA II BØY』に加えて『NANPO U DEN 〜南方遊伝〜』を描き下ろし、この号では異例のW掲載を果たしている。 全文はソースをご覧ください…