1: 匿名 2026/06/27(土) 20:51:54 かつての恋愛ドラマは、「恋の行方」が最大の見どころだった。『花より男子』では、主人公の牧野つくし(井上真央)が道明寺司(松本潤)と花沢類(小栗旬)のどちらを選ぶか、『オレンジデイズ』では結城櫂(妻夫木聡)と萩尾沙絵(柴咲コウ)の関係がどのような結末を迎えるのかが物語の軸となる。 一方、近年のドラマは少し様子が違う。物語に恋愛要素こそ盛り込まれているものの、中心にあるのは仕事や人生、価値観といったテーマ。「恋愛」を主軸とした作品から、「人生の一要素として恋愛を描く作品」へと変化しているように思える。 例えば2026年夏ドラマの中で最も恋愛色が強いのは、内田有紀×寺西拓人主演の木曜劇場『ラストノート』(フジテレビ系)だろう。 年齢差ゆえの価値観の違いや将来への不安、周囲との関係など、現実的な問題とも向き合っていく内容となっている。かつての恋愛ドラマが「恋の行方を追いかける物語」だったとすれば、『ラストノート』は恋愛そのものよりも、その先にある人生や価値観の問題に目を向けた作品といえそうだ。 現在の恋愛ドラマでは、付き合うまでのときめきだけでなく、ジェンダー観や結婚観、仕事との両立といった現実的な問題も求められるようになっている。こうした傾向は、"逃げ恥"ブームを巻き起こした『逃げるは恥だが役に立つ』のヒット以降、特に強まった印象だ。 かつてのトレンディドラマのような"恋愛一直線"の作品が減った背景には、若者のテレビ離れだけでなく、こうした事情も大きく関係しているのかもしれない。…