コレクションのハイライト 2027年春夏コレクションでは、メンズテーラリングの原型的な美しさをあらためて探求し、センチメンタルでありながら新鮮なアイテムが揃っています。これまでのシーズンで培われたコードを受け継ぎつつ、ミックス&マッチのスタイリングによって、シックでナチュラル、そして洗練された進化を遂げています。 コレクションは、パリの街を行き交う多様な人々を通して日常の美しさを称えています。それぞれのスタイルが街の異なる地区のエネルギーを体現し、服との間には深い感情的な結びつきが存在します。 長く愛されてきたワードローブの安心感や、子どもの頃に愛用していたTシャツ、誰かから借りたスーツジャケットの記憶といった個人的な思い出が、活気あふれるエネルギーと響き合います。 マスキュリンとフェミニンの要素がバランスよく交錯することで、肩肘張らない都会的なムードが生み出され、人々がどのように服をまとい、自分らしさを表現しているかが自然に映し出されています。ランウェイでは、完璧に仕立てられたテーラリングと、スポーティで自由な感性が生み出す絶妙なコントラストが表現されました。シルエットはより自由になり、流れるような動きと軽やかさが際立っています。 服のフォルムは柔らかく、あえて仕立てを崩した「デコンストラクト」なアプローチが採用されています。裏地を部分的に仕上げたり、あるいは完全に省くことで、シンプルでありながら計算された美しさを漂わせています。さらに、シャープでフィット感のあるラインと、ゆったりとしたオーバーサイズの対比がダイナミックな躍動感を与えています。 カラーパレットはニュートラルなトーンを基調とし、ピュアホワイトやパールグレーのモノクローム、ナチュラルな色合いに加え、ルビーレッド、オーカー、コバルトブルーといった鮮やかなアクセントカラーが散りばめられています。 素材使いも精緻に計算されており、ハリのあるポプリン、流れるようなシルク、繊細なウールが、構築性としなやかさの絶妙なバランスを生み出します。その探求は、ナイロン製のウェアやバッグに施された技術的な精巧さや、スニーカーに使用された高機能素材にまで及んでいます。 サルトリアルが息づくスタイルに、カジュアルなエッセンスが融合しています。カーゴパンツのディテールや、ヴィンテージウォッシュを施したTシャツ、遊び心あふれるストライプ、そしてグラフィックプリント。レイヤーを重ね、タイムレスな魅力を描き出し、ナチュラルさと洗練をブレンドするこのスタイリングアプローチは、すべてが調和する多様なリズムを生み出しています。 アクセサリー アクセサリーは、直感的なデザインと豊かな質感、そして控えめなラグジュアリーに焦点を当てています。「Boyfriend(ボーイフレンド)」バッグは、使い込まれたような柔らかく自然なシルエットが特徴で、しなやかなナッパレザーを使用することで、時間の経過とともに美しい表情へと変化していきます。「Bingo(ビンゴ)」バッグは、シグネチャーディテールでありながら機能的な要素でもあるスライド式のメタルボールを特徴とし、ショルダーからクロスボディまで、自在に調節可能な機能性とソフトなシルエットが特徴です。 シューズは、レトロなカレッジスタイルを彷彿とさせる新作スニーカーから、大胆なアスレチックバージョンとして再解釈された「Mirage(ミラージュ)」ランニングシューズ、インジェクションラバー製のスリッポン、さらにトロンプルイユ(だまし絵)を取り入れたレースアップシューズまで幅広く展開されます。ジュエリーは、重ね付けができるデザインや、ハート、街灯、新聞といったパリを象徴するモチーフをあしらったチャームがコレクションの物語を彩り、懐かしさを感じるサングラスが、ルックの最後の仕上げとして添えられています。 ショー会場と演出 ショーの会場には、ジャン・ヌーヴェルが設計した壮麗なガラス建築である旧カルティエ現代美術財団(Fondation Cartier)が選ばれました。この場所は、アレクサンドル氏が抱くアートと建築への深い愛情を体現しています。透明な構造体を通して差し込む光が反射し屈折するこの空間は、屋内と屋外の境界を曖昧にしながら、息をのむような舞台を創り出しました。 ショーは、コレクションのエネルギーの変遷を映し出すかのように、三部構成のサウンドトラックによって感情の流れが描かれました。この旅は、アンドレア・ラズロ・デ・シモーネの”Le Vol, Part 1”によるシネマティックで内省的な世界観から始まり、アマドゥ&マリアムの”Sabali”によるソウルフルなグルーヴへと移り変わり、エンファン・ソヴァージュ&モーメによる”Behind the Line”のエレクトロニックなビートによって締めくくられました。 キャスティングとAMI PARIS FRIENDS キャスティングは、コレクションが持つ喜びに満ちたインクルーシブな精神を体現しています。個性を尊重し、パリという街が持つ多面的な魅力を映し出すように、自然体で多様なモデルが登場しました。モデルたちのエネルギーは、初夏の夕暮れに漂う開放的なムードを想起させます。すべてが可能に思える、魔法のようなひととき——そんな特別な瞬間を呼び起こしています。 このショーでは、思わず友人になりたくなるような、魅力的でカリスマ性にあふれた人々が登場。それぞれがリアルなストーリーを持つ”リアルな人々存在”であり、独自の個性を通して服に新たな表情を与えています。キャストには、Amélia Gray、Jacqui Hooper、Rebecca Leighをはじめ、Anwar Hadid、Malik Derdak、Yura Romaniukらが参加しました。 アレクサンドル・マテュッシ氏は、メゾンの友人やフランスを代表する著名人、そして世界各国から集まった多彩なゲストを迎えました。出席者には、ブランドアンバサダーのチェ・ウシク氏やブライト氏、メゾンの親しい友人であるカトリーヌ・ドヌーヴ氏、ルー・ドワイヨン氏のほか、ATEEZのジョンホ氏、日本からは俳優の桜田通氏や三吉彩花氏らが来場しています。 AMI PARISについて 2011年にフランス・パリで誕生したAmi Paris(アミ パリス)は、街に着想を得たメンズ・ウィメンズのラグジュアリーファッションメゾンです。創設者アレクサンドル・マテュッシ氏のもと、リラックス感とオーセンティシティを大切に、タイムレスなベーシックで構成されたワードローブを提案しています。カジュアルとシックの境界を曖昧にする、エフォートレスなエレガンスを体現するブランドです。 関連リンク 公式YouTube: Ami Paris公式サイト:…