そしたら唯一の友達から、私の元彼たちが新しい彼女が出来る度に「昔付き合ったって女は良い女だった」「なぜお前は元カノののように出来ない」と私の名前を出しては大ゲンカの末破局してしまい「この町にかつてという魔性の女がいたらしい」と妖怪みたいな扱いになっていると聞かされた。顔も名前も平々凡々で、点呼はほぼ飛ばされるしトイレに行くと必ず置いて行かれるのが日常の現実と、噂の美化された人物像が全くリンクせず誰も素性が分からないらしい。でも逆恨みが怖くて去年あたりからメガネをかけて少し肉をつけて地味さに拍車をかけるようにしている。自分の知らない自分が誰かの人生をぶち壊したり羨まれたりしている事実が衝撃でならない。…