1 ■下がり続けるコメの販売価格 過去最高は4416円 ピークから670円安に スーパーでの販売価格の推移を見ると、今年の過去最高(2025年12月29日〜2026年1月4日)は、5キロ4416円。5月4日〜10日は、5キロ3742円。前の週より54円安く、3週連続の値下がりです(取材当時)。 ■在庫は去年の約2倍… 「赤字覚悟で販売するしか…」 古米どころか古古古古米まで放出され、大行列ができた頃に比べると落ち着きつつありますが、落ち着いていられないのが卸売業者です。 (ギフライス 恩田喜弘社長 5月12日) Q.去年の今頃、倉庫はどんな状態でした? 「4月末の在庫だと、去年より2万俵(1200トン)多い」 「ギフライス」では、去年4月末に1400トンだった在庫が、今年は2600トンに。2倍近くのコメが残っている状態です。 (恩田社長) Q.この在庫をどう売っていく? 「ディスカウントして差損を出して販売するものと、利益のバランスを取ってなんとかトントンくらい。もしくは少し赤字くらいでいかないかなと」 ■中東情勢が悪化 “ナフサショック”で小売り用の袋がない 「赤字覚悟」の安売りも。 (恩田社長) 「スーパーに出荷するコメだが、2000円台で販売される」 Q.このコメは高く仕入れた? 「初めは高く仕入れて、3月までに差損を出して販売した」 Q.去年秋〜今春でどのくらいの赤字? 「1億5000万円くらい」 5月20日に発表された国の見通しでは、今年の新米の生産量は約733万トンと大幅な増産が進んだ去年とほぼ同じ。いまの在庫は高く仕入れたものばかりですが、新米が出てくる前に売り切らないと、このまま在庫を抱えることになりかねません。さらに、売ろうにも「製品にする袋がない」という問題が。 (恩田社長) 「中東情勢の悪化で原料のナフサがなかなか入ってこない。発注をかけても、いつできてくるかわからない状況。綱渡り状態です」 5 来年は更に米余りになるってよ 8 諸悪の根源が被害者ぶってる…