1 2026/05/21(木) 09:33:04.51 リアルサウンド5.18 11:55 ■朝マックはなぜ高齢者の場所に? たまに早起きをして、朝マックに出かける。かつての朝マックには、少し華やかなイメージがあった。出勤前のオフィスワーカーたちが、足早に食事を済ませ、コーヒーを飲んで職場へ向かう。そんな光景を思い浮かべて店に入るのだが、いまの朝マックには、それとは少し違う風景が広がっている。 目立つのは、高齢者の1人客である。誰かと待ち合わせているわけでもなく、急いでいるわけでもない。朝マックは、いつの間にか高齢者の1人客が時間を過ごす場所になっている。この変化は、日本社会の変化をよく表している。 (略) 朝マックが高齢者の場所になったことは、別に悪いことではない。高齢者にもサードプレイスが必要である。サードプレイスとは、自宅でも職場でもない、ほどよく時間を過ごせる場所のことだ。1人でいても奇異な目で見られず、完全に孤立しているわけでもない。僕の意見も交えると、理想のサードプレイスとは、適度に人の気配があり、必要以上に話しかけられない。そういう場所である。その意味では、朝マックは現代のサードプレイスとして、そこそこよくできている。 ただ、20年前であれば、早起きの高齢者が出かける場所として、町の喫茶店が機能していたはずだ。安いモーニングを食べ、新聞に目を通しながらコーヒーを飲む。常連であれば挨拶を交わすだろうし、店のマスターとちょっとした話をすることもあったはずだ。世間のことに関心を持ちながら、人と適度に触れる。朝マックもその延長線上にある。ただし、そこでは店員と会話を交わすことはほとんどない。新聞も置かれていない。朝マックが理想だとは言い切れない。わびしさの方が先に立つという人も多いかもしれない。 ■低価格の外食産業が果たしている役割 マクドナルドに限らず、ファストフード店やチェーンの飲食店では、高齢者が1人で食事をする光景をよく見かけるようになった。低価格で食事ができ、コーヒーを飲みながら少し時間を過ごせる場所。それは、ある意味で社会福祉の代替のような役割も果たしている。 (中略) ※長文のため全文は引用先で…