
1: 名無しのアニゲーさん 2026/05/10(日) 13:57:38.22 ID:Jx2N9P830● BE:334972637-2BP(2000) 出久との関係 幼少期 上記の通り、出久とは幼馴染みである。 幼い頃の勝己は周りを、特に出久を見下して優越感に浸り、『出久』の漢字を上記の『デク』(木偶の坊の略語)と読んだり、勝己に絡まれた少年を庇う出久に対して制裁を加えたりと、度々出久にマウントを取っていた「嫌な奴」だった。 しかしある時、浅い川に落ちた自分を『心配して』、『助けよう』と出久から手を差し伸ばされる。これを彼は『見下された』と感じ、出久が自分と張り合おうとすることに対して徐々に嫌悪感を感じ始めるようになる。 このように、幼い頃から勉学も運動も全てにおいて爆発的に優秀な天才児であり、4歳で無個性ゆえの挫折を知った出久とは対照的に、一切の挫折を知らずに育ったため、自尊心が爆発的に肥大化してしまっている。 折寺中学時代には、出久のノートを取り上げ、焦がす程度に爆破した(消し炭にはしなかったが)上で窓の外に投げ、胸元を掴み上げて『公立中学からの唯一の合格者という自分の計画の邪魔になる』と吐いた上で彼が雄英を受けないように脅しつけ、 「来世は"個性"が宿ると信じて…」 「屋上からのワンチャンダイブ!!」 などとせせら笑い、自殺を教唆するなど、相当に問題のある発言が出ていた。 仮に出久が本気で飛び降りていれば完全に警察沙汰である。ただ、出久の性格からして決して飛び降りないと高を括った上で発言した可能性が高い。 雄英高校入学 そんな出久が雄英高校に合格したこと、そして無個性だと思っていたら本当は強力な個性を隠していた(と勘違いした)ことが彼のプライドを大いに傷付け、異常なまでの爆発的敵意を見せていた。 高校生活の中で、自分の実力を脅かすほどにまで成長していく出久の姿を間近で目の当たりにして、彼は出久への対抗意識と共に、自分が成長していないかのような焦燥感を募らせる。 それでもなお、出久にとって勝己は目標であり、勝己にとっての出久は見下すべき存在であることには変わりない。互いに言葉では言い表せないほどのわだかまりを抱えた彼らは、雄英高校入学後も幾度となく衝突を繰り返すことになる。 2: 名無しのアニゲーさん 2026/05/10(日) 13:57:52.07 ID:Jx2N9P830 BE:334972637-2BP(1000) 320話(33巻収録)でのレディ・ナガンの一件から、一切の支援を絶ち孤独に敵退治と人命救助を続ける緑谷出久。 だが、その勝算を無視した暴走に等しい行動に限界が来ないわけもなかった。 最終的に、孤立無援・疲労困憊になるタイミングを読んでいたAFOが仕向けた敵・ディクテイターの民衆を操った攻撃によって、手も足も出ず追い詰められ、皆の救済をうわごとで呟きながら沈んでいった。 「死柄木にぶっ刺された時 言った事 覚えてっか?」 出久「 …覚えてない。」 「『一人で勝とうとしてんじゃねェ』だ。続きがあるんだよ…」 「身体が勝手に動いてぶっ刺されて…! 言わなきゃって思ったんだ」 「てめェをずっと見下してた…………〝無個性〟だったから」 幼少期──天才だった爆豪勝己は、無力で非力な木偶の坊で、個性も発現しなかった緑谷出久の傍で強力な個性が目覚めて「調子に乗り始めた」。 「俺より遥か後ろにいるハズなのに俺より遥か先にいるような気がして」 「嫌だった」 「見たくなかった」 「認めたくなかった」 水辺に落ちた時、周りは爆豪を買っていたから心配しなかったにもかかわらず、出久だけが心配して駆け寄ってきてくれた事があった。 しかし、心がプライドに支配されていた爆豪は、心配される事を「見下されている」と感じるようになっていた。 「だから遠ざけたくて虐めてた」 「否定することで優位に立とうとしてたんだ」 「俺はずっと敗けていた」 出久の大切なノートを爆破で焼いて窓に放り捨てたり、面白半分で自殺を唆したりもした。 「────雄英に入って」 「思い通りに行くことなんて一つもなかった」 「てめェの強さと自分の弱さを理解してく日々だった」 「言ってどうにかなるもんじゃねェけど」 「本音だ "出久"」 「「今までごめん」」 「次は君だ」───最高のヒーローと最悪のヴィランから贈られた言葉が枷となり、1秒でも早く元の平和を取り戻すべく崩壊したヒーロー社会を駆けずり回り、心身ともにボロボロになった9代目ワン・フォー・オール継承者にしてオールマイトの後継者、緑谷出久。 そんな彼の行動の全てを何も間違っていないと認め、共に戦うと決意した爆豪は、やっと幼馴染に対して素直になれた。呼び方も自身が勝手に付けた蔑称の「デク」から「出久」に変わっていた。 そこにはもう、浅ましいプライドを守る事しか頭にない甘ったれの姿は無い。 幼少の頃からこじれにこじれ、凝り固まっていた二人の関係はこの瞬間をもってついに氷解し、真の意味で共に巨悪に挑む戦友となったのだった。…