1: 匿名 2026/03/29(日) 19:01:41 ▼NASAのチャンドラX線観測衛星で撮影されたいて座A*周辺領域の画像。中央部の明るい場所がいて座A*であり、強力なX線を放っています。 天の川銀河の中心にあるのはブラックホールではなく「暗黒物質の塊」であるかもしれない?「いて座A*の正体は暗黒物質(ダークマター)の塊である」とする研究結果が発表されました。この説は、いて座A*の周りを公転する天体の軌道や、EHTによる撮影画像など、従来の観測結果と矛盾しない性質を持っている点で注目されますsorae 宇宙へのポータルサイト 私たちの天の川銀河の中心部には「いて座A*」と名付けられた強力な電波源があります。この電波源には、狭い狭い範囲に太陽の約430万倍もの膨大な質量が詰まっていることから、正体は巨大なブラックホールなのではないかと長年考えられてきました。 しかしそれでも、ブラックホールは実在しないという主張は根強く残っています。一般相対性理論でその存在が予言されたブラックホールですが、その中心部にある「特異点」の存在が厄介だからです。特異点は重力の強さが無限大になる点であり、一般相対性理論を当てはめることができない、現代物理学が破綻する領域に位置づけられています。 ラプラタ国立大学のValentina Crespi氏などの研究チームは、いて座A*の正体が「特定の性質を持つ暗黒物質の塊」であると仮定する研究結果を発表しました。 暗黒物質の正体は現在でも判明していませんが、(極めて異質だとしても)何らかの物質でできているという考えが一般的です。そして最も可能性が高いと考えられているのは、未知の素粒子でできているという説です。 Crespi氏らが想定する天の川銀河の核は、暗黒物質が高密度に集まった塊であり、かなり異質ですが、それでも定義上は物質でできた天体です。少なくとも中心の特異点以外は空っぽであり、天体というより時空の特別な領域と観た方が正確であるブラックホールと比べれば、よほど天体っぽく見えます。暗黒物質の塊であるという説が便利なのは、特異点のような現代物理学が破綻する領域はないという点です。…