297: 苛められっこ 2006/09/03(日) 16:02:43 ID:duqD6ScY 高校二年生の頃、俺は苛められていた。誰に、と言うわけではなく、「クラス全体」からのいじめだ。 時には、クラス全員から無視され、時には、(俺の名前)病やー!とか言われ、俺にちょっとでも触れた奴が騒ぎ出す。 鬼ごっこならぬ病ごっこの始まりである。 教師も、表面上は心配していたが、裏ではめんどうな問題の一つとしてしか見ていなかったと思う。 そして最悪だったのは、弁当を鞄から取られた事だ。昼休み、俺は自分の弁当を食べようと、かばんをあさった。 しかし弁当の感触は無く、教科書の感触だけが俺の手を伝わった 無い。無い。俺の弁当が無い。 首をかしげながら、ふと回りに目をやるとこちらを見て、数人の男子が笑っている。(教師も手を焼くDQN軍団) 「おい!お前の弁当落ちてるぞ!」 嫌な予感がした。 俺はビクつきながらもDQN達の居る所へと歩いていく。俺の弁当は確かにそこにあった。 「見つけてやったんだからさ。1割だよな」 「5000円くらいじゃね?」 げらげらと下品な笑いを浮かべるDQNたち ゴミ箱の中に捨てられた弁当の中身を見ながら俺は震えだした。今まで、どんな苛めも耐え抜いてきた。 しかしこの弁当は、母が作ってくれたものである。 朝から晩まで働いている母が、眠い目を擦りながら作った俺の大好きなお弁当。 俺は感じたことの無い感情に見舞われた。こういうのを切れると言うのだろうなと思いながら 俺は椅子を持ち上げていた。…