全てのレス元スレ 1: ◆CwdNN/yHvU:2016/03/15(火) 23:54:49.20 :BYtLb+hwO 私は、暗い暗い海の底に、ずっといる。 二回目の生を受けた。 人間と兵器の中間みたいな良く分からない、曖昧な存在で最初は少し戸惑ったけれど、一緒の海域で沈んだ仲間や姉妹と再会出来たのは奇跡だと思っていた。 それにバカだけど明るくて、必死に最善の方法を考えてくれている司令官もいる。 司令官はちょっとベタベタし過ぎな気もするけれど、頭を撫でてくれた時、抱き締めてくれた時、内心とても心地好い気分になれた。 そしてその気持ちが『好き』になるのも遅くはなかった。 『幸せだ』――でも……でも。 気付いてしまった。 いや――『思い出してしまった』 『第八駆逐隊』『第二四駆逐隊』『西村艦隊』―― 私の所属した艦隊はその全てが悉く壊滅した。 まるで私が死神の様に、あっさりと、仲間が次々死んでいった。 ――大事なものを、何一つ守る事が出来なかった。 自分が弱かったから、自分が未熟だったから。 だから、司令官を大切な人にしてしまったら、これ以上私の中での存在が大きくなったら。 あの時の仲間達の様に、消えてしまいそうで。 だからもう、大切な何かなんて要らない。…