355: 本当にあった怖い名無し 2019/05/23(木) 21:02:17.03 ID:g1bYp1gC0.net 現在進行中の怖い話なのか。 家族の中で伝染していってるからこれを読んで伝染したらスマン。 妹が帰り道に怖いものを見たという。 それは道路の反対側、もう潰れた会社の車庫の前にぽつんと置かれた狸の置きもの。 あのお腹が膨らんでてなんか持ってるやつ。 大きさはそんなにない。ペットボトルぐらいのサイズ。 だが何故かそれと目が合ってしまう。 「どんなに逸らしても駄目。あいつ絶対こっち見てた。暫く動けなくなった」 それ以外に怖いことがあったかと言えばそんなことはない。 ただ妹は不気味な人形に遭遇しただけ。 その人形と目が合ってしまっただけだ。 だがその話を聞いた私に、妙なことが起こった。 その日の夜、珍しく夢を見たのだが、夢の中で私は狸を頃していた。 何か刃物を振りおろし、狸の身体をずたずたに裂いていた。 首を落としたが狸は氏なない。首だけになっても襲い掛かってくる。 だから私は何度も何度も何度もその狸の頭を踏み潰していた。 気味の悪い夢を見たが、 ただでさえ実際にその狸の置物と目があってしまったとビビってる 妹にそんな話は出来ない。 夢はその日の夜だけだったし私はあまり気にしないでおいた。 妹もそれ以来、その道は通らなかった。 「動けなかったのが何より怖い。 途中、メールが来なきゃ私は多分ずっとその狸を見続けていた気がする」…