ヴェロニク・ニシャニアン氏のラストコレクション 今回のメンズ・ファッション・ウイークで最も注目されたトピックスの一つは、37年間にわたり「エルメス(HERMES)」のメンズを牽引してきたヴェロニク・ニシャニアン氏のラストコレクションです。彼女が残した「今を生きる服、この先を歩む服」というメッセージは、変化の激しい現代において、ラグジュアリーブランドが追求すべき本質的な価値を雄弁に物語っています。 服への「愛着」と「継承」、そして「自分らしさ」 コレクションを読み解く上で重要なキーワードとして挙げられているのが、服への「愛着」と「継承」です。その象徴的なブランドの一つが、ミウッチャ・プラダとラフ・シモンズによる「プラダ(PRADA)」でした。彼らはニットのくたびれやシャツの焦げ跡といった「生活の痕跡」をデザインに落とし込み、所有者と服との親密な関係性を表現しています。 もう一つのキーワードは「自分らしさ」です。「ルメール(LEMAIRE)」は今回、ショー形式ではなく「演劇」という形でコレクションを発表しました。俳優やクリエイターなど、多様な背景を持つ人々をモデルに起用し、単なる装いを超えて、着る人の人間性、個性、価値観がにじみ出るような、真の意味での“スタイル”を伝えることを試みています。 日本人デザイナーの存在感 パリの公式スケジュールには15人もの日本人デザイナーが名を連ね、その活躍が際立っていました。不安な時代に「色彩の抱擁」を表現した「オーラリー(AURALEE)」や、ノスタルジックな情景を詩的なスタイルに乗せた「シュタイン(SSSTEIN)」など、繊細な感性による新しいエレガンスで存在感を発揮しています。 ミラノ・メンズ・コレクション海外バイヤー評 2026-27年秋冬ミラノ・メンズ・コレクションの海外バイヤー評では、エレガンス回帰とメッセージ性に着目されています。有力小売店のバイヤーが注目するトレンドやマストアイテムについても紹介されています。 人気連載「ファッション&ビューティパトロール」 人気連載「ファッション&ビューティパトロール」では、過酷なメンズ・ファッション・ウイークの裏側が届けられています。取材の合間にランチへ30分も割けない現地のエディターたちの胃袋を救う、パリの「お手軽フレンチフード」が徹底的にパトロールされています。 「WWDJAPAN」について 「WWDJAPAN」は1910年に米フェアチャイルドが創刊した「WWD(Women’s Wear Daily)」の日本版ファッション業界専門紙です。ファッション・ビューティ業界のビジネス、トレンドニュース、業界人インタビューなど、最新情報が豊富に掲載されています。また、週刊紙「WWDJAPAN Weekly」のウェブ版「WWDJAPAN Digital」では、国内外のファッション&ビューティ業界のニュースに加え、コレクションのルック、パーティーやストリートのスナップ、アートやメディア、ライフスタイル情報など、ファッションやビューティに強い興味を持つ消費者にも響く、感度の高い情報を提供しています。 「WWDJAPAN」最新号の購入や購読は以下のリンクから可能です。 紙版を購入する: <a href="″> 電子版を購入する: 定期購読を申し込む: 公式サイト: SNSアカウント: Instagram: X(旧Twitter): Facebook: YouTube: TikTok:…