この記事のポイント 注目の理由:現役脚本家が『果てしなきスカーレット』の脚本構成の問題を指摘し、監督の自作脚本化の弊害が議論されている 共感ポイント:作り手主導で観客置き去りにする創作姿勢への批判。新海誠との比較で細田守の衰退が明確化される 意見が分かれる点:海外評価は高いとする意見と、日本での失敗を重視する意見が対立。脚本の問題か予算配分かで原因も分かれる 1: 匿名 2026/02/01(日) 11:27:57 脚本家たちが指摘する『果てしなきスカーレット』の課題について見ていこう。あくまで一つの作り方としてだが、脚本は以下の3つの要素で作られる。 ・テーマ(=何を伝えたいか) ・ログライン・あらすじ(=何を見せるか) ・企画意図(=どんな気持ちになってほしいか) 脚本作りとは、こうした要素をまとめ、肉付けしていく作業だ。脚本を構成して肉付けする過程で「作品に合わない」と判断した部分は、どんなに気に入っていても削ぎ落す判断も必要だと語る。 しかし、筆者が話を聞いた脚本家たちは『果てしなきスカーレット』では、この情報を取捨選択する作業の荒さが目立っているように感じたというのだ。A氏は次のように指摘する。 「本作では、『観客に感じてほしいこと』ではなく、『作り手が見せたいこと』ありきになっていると感じます。その結果、観客がキャラに感情移入したり、物語の展開を理解する前に次のシーンを見せられてしまい、観客を置いてけぼりにしてしまっている。 これは、脚本コンクールの応募作などでよく見られる課題です。解決策としては、見せたいシーンが削れないのであれば、いっそのこと尺をもっと増やすべきだったのでは? と感じました」 現役脚本家が証言「『果てしなきスカーレット』は脚本作りの"反面教師"になった」…《アニー賞ノミネート》も謎?プロを驚かせた「拙さ」の正体 | 映画・音楽 | 東洋経済オンライン2025年11月21日に公開された細田守監督最新作『果てしなきスカーレット』。“アニメーション界のアカデミー賞”と呼ばれる「第53回アニー賞」の「インディペンデント作品賞」「監督賞」「脚本賞」の3部門にノミネ…東洋経済オンライン…