1 名前:ぐれ ★ 2026/01/24(土) 14:54:16.17 ID:B7QZluo49.net 大阪万博でも使われたEVバスに不具合が続出している。自動車生活ジャーナリストの加藤久美子さんは「日本企業のバスだが、実は中国メーカーが製造している。現地の関係者は『予算に合わせるため、安い部品をかき集めて何とかバスに仕立てている』と証言した」という――。 ■全国各地で住民が使っているEVバス 2025年9月20日に〈大阪万博を走る「中国製EVバス」でトラブル続出…書類だけのシンプル審査で「補助金天国」というEVバス業界の闇〉という記事を出して以降、EVモーターズ・ジャパン(以下、EVMJ)の現社員、元社員はもちろん、出入り業者やバス会社、地方自治体、この欠陥が多いバスを日々運転している乗務員などから合計100件以上の公益通報や各種情報提供をいただいている。 ■3台に1台の割合で不具合が見つかった 9月上旬に国土交通省がEVMJに命じた「全数点検」の結果は、10月17日の記者会見で中野洋昌大臣(当時)が自ら明らかにした。2023年3月からの実質約2年で全国各地に納車された317台のうち、不具合が見つかったのは113台。不具合率35%というすさまじい数だが、それでも全部とは言えないかもしれない。 ■リコール対象はブレーキホースだけだが… この度のリコールはブレーキホースが対象であったが、ブレーキ関係でもまだほかに恐ろしい不具合が確認されている。ブレーキチャンバーの脱落や回生ブレーキが効かなくなるといったトラブルが各地で起きているというのだ。 ■「人を座らせて設計したとは思えない」 「私はウィズダムの大型も小型も運転したことがありますが、とくに小型の運転席は非常に狭く乗りにくい。人を実際に座らせて設計したとは思えません。足元は狭く動きに制限があります。腰をねじって捻挫したドライバーもいます。席の位置調整がしづらく適切な運転姿勢をとることができません。 ■満席になると坂道を発進できない 「先日、同僚がほぼ満席状態で運行中に坂道発進をしたところ、いくらアクセルを踏んでも発進しませんでした。現場に予備車(国産ディーゼルバス)を持っていき、乗客をそちらに乗せかえて空車状態にしたらやっと動き出しました。 ■大阪万博で毎晩行われていた「儀式」 「万博開催中はほぼ毎晩、EVMJの作業員が充電器のメンテナンスをしていました。22時に閉幕すると同時に場内に入って充電器の点検を始めます。そして、驚くことに点検だけではなく、毎日、部品交換をしていました。そうしないと充電できなくなるそうです。EVMJバスでも他社の充電器で充電すれば問題ないのですがEVMJの充電器だと頻繁にトラブルが発生していました」 ■「良質な日本製」から「粗悪な中国製」に バスも充電器もどうしようもない低品質だが、中国メーカーだけを責めるのは間違っている。中国の製造会社の関係者はこう嘆く。 「安い値段で製造委託の契約をした。安い部品をかき集めて何とかバスに仕立てている。EVMJが最も重視するのはお金です。製造コストと補助金申請に間に合うかどうか。安全性や品質は二の次。日本の法規もお互い、最初は全くわかっていなかった。初期は日本製の良質な部品を使っていたが、だんだんと中国製の安価で粗悪な部品に変わっていった。EVMJの指示で予算に見合ったものを作るだけ」 ■BYDより高いのに、なぜ人気だった? 圧倒的に品質も良く安価で日本で路線バスとして使われて10年以上。世界で7万台以上の実績があるのはBYDなのに、なぜEVMJが扱うウィズダム小型を導入するバス事業者や自治体が多かったのか? とても不思議である。 なお、リコールを出したEVMJのバスは現在、新規出荷を停止せざるを得ない状況ゆえ、大手バス会社からはキャンセルが相次ぎ、融資から手を引く銀行も出始めた。本社のある北九州市で計画されている100億円工場の建設も現在は止まっている。これからリコール第2弾、第3弾と続けば会社の存続も危ぶまれるだろう。 …