涙の移籍、電撃復帰、驚きの加入・・カープ球団史に刻まれた移籍劇の数々 ◆移籍劇が初優勝の原動力に カープの移籍史を語る上で欠かせないのが、『トレード』である。 初優勝したチームの基盤をつくったのは、選手の入れ替えによる活性化だった。1960年代後半、根本陸夫監督による強打者・山内一弘の獲得や外部コーチの招聘で礎を築くと、1975年には球界初の外国人監督ジョー・ルーツも大きく選手を入れ替えた。日本ハムから獲得した大下剛史がリードオフマンとして打線をけん引。阪急からは宮本幸信と渡辺弘基、児玉好弘を獲得。宮本は10勝10セーブ、渡辺は左の中継ぎとしてカープのブルペンを支えた。 1977年のオフに金銭トレードで獲得した江夏豊は、在籍期間は3年も、中身の濃い働きをみせた。1979年には球界初のリリーフ投手でシーズンMVPに輝き、同年近鉄との日本シリーズで見せた『江夏の21球』は今もカープファンの間では伝説だ。 ・昔はトレードにも積極的で、大きな戦力にもなっていた。…