1: 七波羅探題 ★ 8ygXPx+d9 2026-01-22 11:59:56 毎日新聞 2026/1/22 11:00(最終更新 1/22 11:00) 離婚の届け出は、年末年始から年度替わり前の3月にかけてピークを迎える。 中でも増えているのが、同居期間が20年以上の夫婦の離婚、いわゆる「熟年離婚」だ。最新の統計で離婚全体の2割を超えた。 なぜ熟年離婚の割合が高まっているのか。 離婚事件を多く扱う弁護士に当事者の思いや背景を聞いた。 ◇離婚申し立て 妻は夫の2倍 厚生労働省の統計によると、離婚総数は2002年の約29万組をピークに減少傾向にあるが、同居年数が20年以上の夫婦による「熟年離婚」の割合は高まっており、20年に過去最多の21・5%となった。 また、離婚の届け出は、年度や年の変わり目となることが多い。20年は3月が最多の2万2945件(11・9%)で、12月1万7354件(9・0%)▽1月1万6891件(8・7%)――と続いた。 24年の司法統計年報によると、家庭裁判所における婚姻関係事件のうち婚姻期間20年以上の夫婦間の事件が全体の26%を占めている。 家裁が扱った離婚事件は3万5720件。そのうち夫側からの申し立ては1万2334件、妻側からの申し立ては2万3386件と2倍近く差が開いている。 また、夫婦生活を維持するための生活費全般や子の養育費を含む「婚姻費用」の分担申し立ては、妻が1万8888件と夫側の10倍近くに上る。 民法上、別居中も収入が多い方が少ない方に婚姻費用を支払う義務があるが、依然として妻側が経済的に弱い立場に置かれていることが分かる。 離婚動機も夫婦で異なるようだ。 婚姻関係事件のうち、妻側の申し立て動機で最も多いのは「性格が合わない」1万6503件だが、次に「生活費を渡さない」1万2461件▽「精神的に虐待する」1万1288件――が続く。 一方、男性の動機の上位三つは「性格が合わない」9233件▽「精神的に虐待する」3358件▽「異性関係」1820件(「その他」除く)――だった。 ◇熟年離婚の相談相次ぐ 離婚相談を多く受けてきた弁護士の林奈緒子さんのもとには、「夫が死ぬまで待てない」「夫の妻として死にたくない」という中高年女性の相談が相次いでいるという。 スマホや交流サイト(SNS)の普及で、離婚に関する情報が得やすくなったり、自分の状況を他者と比較しやすくなったりしていることが背景にあるのでは、とみる。 「かつては夫に養われているからしょうがない、と離婚を諦めていた女性たちが、自身の置かれた状況はおかしいと気づき、座して待つのではなく、行動を起こしている印象です」【山本萌】…