1: 煮卵 ★ qoeKKH5s9 2026-01-04 08:06:48 外国からの編入生の中で目立つのが中国人の存在だ。令和6年度の統計では、大阪市の小中学校に編入する外国籍の児童生徒のうち、およそ4人に3人が中国からだった。 中国人専用のクラスを設けた学習塾も盛況という。 世界2位の経済大国から日本に押し寄せる理由は何か。一部では教育環境にひかれたり苛烈な競争社会を忌避したりして、日本への「教育移住」を選ぶ中国人家庭の増加の影響もあるようだ。 「通常の教室だけでは収拾がつかなくなった」。大阪市の進学塾「アーガス進学会」大阪玉造校の本寺昭良塾長が話す。口コミで評判が広がったといい、進学会では令和5年末ごろから中国人の入塾が急増。一部の校舎では生徒全体の約2割を占める。 6年春には、中国人の子供に日本語の読み書きや日本のマナーを教えるための専用教室も設けた。入塾してくる中国人の日本語能力は個人差が大きく、まったく日本語が分からない子供もいるという。 専用教室ではオリジナルの教材を使って小学1年生レベルの日本語の読み・書き・発音や、日本のマナーを指導。ここを経て日本人の子供も在籍する通常の教室に入っていくという。本寺塾長は「日本人と一緒に学ぶための土台作りからしている」と狙いを話す。 入塾する中国人の多くが日本の難関大を目指す。医学部を志す子供も多いといい、本寺塾長は「将来も日本で生活したいという声はよく聞く。少子化が進む日本で、国籍に関係なく戦力となってくれるなら」と語る。 良質とされる教育環境を求めて近年、日本に移り住む中国人家庭が増えている。背景には中国特有の事情があるようだ。 中国では学歴で生涯賃金や人生の「勝ち負け」が決まるという考えが今も根強く、日本以上の学歴社会が広がる。家族を挙げて子供の教育に取り組み、受験準備は幼少期から始まる。大学進学率も高く、名門大にこだわる意識は強い。大学に入っただけでは就職で有利にならず、そこから大学院に進む必要もある。若者の就職難が高学歴志向に拍車をかけているとの見方もある。 中国経済に詳しい近畿大の呉喆人(ごてつじん)准教授によると、中国では近年、こうした風潮を苦に心を病む若者が増えている。呉氏は「子供にしんどい思いをしてほしくないという親が、日本に教育移住させるケースが多いのではないか」とみている。 治安も安定し、文化的にも中国と共通点の多い日本は移住先としても人気という。呉氏は「子供の就職までを見据えて、幼いうちから日本語に慣れさせておくというケースも珍しくない」と話す。 (堀口明里) [産経新聞] 2025/1/3(土) 19:30…