1 名前:煮卵 ★:2025/12/29(月) 16:14:49.10 ID:SWuKFQ2P9.net 誰しにも訪れる「老い」。その時、あなたのそばに寄り添ってくれるのは誰なのか——。2025年、日本は団塊世代が全員75歳以上となる前例のない局面を迎えた。後期高齢者の増加に伴い、急激に介護需要が高まっているが、慢性的な人手不足で現場は崩壊の瀬戸際に立たされている。 絶望的な状況の中、いま注目を集めているのが北海道東川町で進むアジア圏の留学生誘致だ。異国から来た介護士が日本の「終の棲家」を支える現実を追った。 ◼「町の運命がかかっている」アジア圏の留学生誘致に賭ける 「日本の高齢者を支える『スーパーヒーロー』になりたい人に、介護福祉士を目指してほしい」 2025年4月、東川国際文化福祉専門学校で介護を教える講師の富塚稔さん(53)は、北海道から約5600キロ離れたインドネシアのガルト県にいた。日本で介護士を目指す学生を集めるためだ。 ガルト県では、高校を卒業して定職に就けるのはわずか20%だという。インドネシアの平均月収は3~4万円。一方、東川の専門学校の卒業生が介護職でもらえる初任給は平均16万円以上なので、約4倍に当たる。 富塚さんの熱い言葉を、若者たちも前のめりで聞き入っていた。 「日本で働けるのは本当にうれしい」(インドネシアの学生) 北海道の中央部に位置する人口約8700人の東川町。積極的な移住者の受け入れなどで、過去30年で人口が約20%増加した珍しい自治体として知られる。 しかし、その東川町でさえ急速な少子高齢化の流れには逆らえない。介護ニーズが増加する一方、人材を確保できない状況に苛まれていた。 富塚さんも現状を憂慮していた1人だ。 「高齢者が増えている中で、支える人が少ない。日本人で日本人の高齢者を支えられなくなっている」 富塚さんが勤めていた当時の旭川福祉専門学校(現在の東川国際文化福祉専門学校)は2013年に定員割れが起きていた。この状況を打開するため、 留学生の受け入れを拡大。東川町などと連携し、2018年には本格的にアジア圏の若者を呼び込む方向に舵を切り、「介護分野」へと特化していった。 続きは↓ [UHB] 2025/12/29(月) 11:03 引用元:…