
1: 匿名 2025/12/26(金) 09:45:28.97 ID:6zZ8Jdye9 北海道釧路市の太陽光発電施設(メガソーラー)の開発を規制する条例が、来年1月の工事着手から適用されるのを前に、市内でメガソーラー建設を計画する大阪の事業者による「駆け込み伐採」が相次いでいる。市は希少生物の調査が適正に実施されていない中だとしても、伐採は「着手」にあたるため、開発は新条例の規制対象にならないとしている。 ■来年1月以降の着工が条例対象 釧路市の「自然と太陽光発電施設の調和に関する条例」は10月に施行された。特定保全種や特別保全区域を指定し、適切な生息調査や保全対策を義務づける。だが、対象は来年1月以降の着手に限られる。 「駆け込み着手」を始めた大阪の事業者の開発をめぐっては、これまで複数の法令違反が見つかり問題化。ほかにも市内十数カ所で開発を予定するが、市や専門家から希少生物への影響調査が不十分だといった指摘が出ている。 市は25日に会見を開き、市指定天然記念物のキタサンショウウオの複数の生息適地において工事着手があったとして「遺憾」と表明。一方で、「必要な許可を得ずに作業を行うことは悪質な行」としながらも、年内に着工すれば新条例は適用されないとの認識を示した。 市のこの時期の態度表明について、「駆け込みでの着工を助長するのではないか」「助長する恐れはないか」との記者の質問に、鶴間秀典市長は「助長はしていない」と強く反発。これまで通り、自然や地域との調和を求めていくとした。 ■「オジロワシの止まり木が伐採、つらい」 一方、地域住民らは24日夜に会見を開き、事業者からの説明が不十分だと強い不快感を表明。「今ある自然環境を、今住んでいる人々の生活環境を、将来の子どもたちに何としても残したい」と訴えた。 住民代表の一人は、地域住民が定点観測してきたオジロワシの止まり木が説明無しに伐採されたと話し、「大変残念なことです。本当につらいシーンでした」と、くちびるをかんだ。 事業者と話したという住民は会見後、「(事業者は)何としても今月中の工事だけ認めてくれ、それさえ認めてくれたら後は全部のむという態度だった」と話し、「法令や自然環境保護などは後回しで、とにかく駆け込みで着工することに精力を注いでいる」と指摘した。(後藤泰良) [朝日新聞] 2025/12/26(金) 7:33…