1: 名無しのがるび 2025/11/30(日) 16:46:35.49 ID:tvna+p8T0● BE:582792952-PLT(13000) 「Brain Modeling ToolKit」で作成したマウスの一次視覚野のモデル(アレン脳科学研究所ホームページより) 理論的には可能とされていたが、マウスの小さな脳でも、その大脳皮質は、神経細胞のニューロン約1000万個、神経接続部のシプスは260億個、さらに相互に接続された86の脳領域があり、これを実現するには富岳の計算能力が必要だった。ちなみに富岳は、1秒間に40京回以上の演算能力があるとされている。1秒にひとつずつ数を数えていくと、40京に達するには127億年かかるそうだ。 この大脳皮質モデルを観察することは、「まるで生物学的に活動をリアルタイムで見ているかのよう」であり、「ニューロンから伸びる樹状突起、シプスの活動、そして細胞膜を行き交う電気信号の変動にいたるまで、脳細胞の実際の構造と振る舞いが捉えられています」ということだ。 将来的には、人間の脳全体のモデル化も可能とのこと。そうなれば、アルツハイマーなどの脳の疾患の治療や、人の意識のメカニズムの解明が飛躍的に進むことだろう。それは、「もはやSFの話ではありません」とアレン脳科学研究所は話している。…