1: 樽悶 ★ qia0PnOd9 2025-11-25 23:57:46 ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)は、感染から約50年の潜伏期間を経て、白血病や神経難病、ぶどう膜炎などを引き起こす恐れがある。治療法やワクチンは未確立だ。母子感染や輸血による感染は対策が進む一方、性交渉による感染拡大が懸念されている。 ■HTLV-1、潜伏期間約50年で発症リスク HTLV-1は、人間の免疫システムを担うリンパ球に感染するウイルスだ。潜伏期間が約50年と長く、感染した人全員が病気を発症するわけではない 感染者のほとんどは無症状であるものの、白血病や歩行困難、排尿障害を伴う神経の難病、さらには「ぶどう膜炎」といった目の病気を引き起こす可能性がある。 世界では推定500万~1000万人、日本国内では約65万人が感染しており、そのうち半分が九州地方に集中しているという。 ■HTLV-1研究の最前線 宮崎大学医学部附属病院 膠原病内科の梅北邦彦 診療科長は、リウマチなどの膠原病やHTLV-1が原因で発症する脊髄症など、免疫の異常によって起こる病気を専門としている。 梅北医師の研究室では、患者から提供された血液を使って、白血病になるリスクが高い状況にあるのか、分析などを行っている。 (宮崎大学医学部附属病院 梅北邦彦医師)「この患者さんはATL(成人T細胞白血病)に近い細胞がどんどん増えてきているのが分かる。この方はお元気なんですけど、体の中ではこういう変化が起こっている。」 ■治療法確立、ワクチン開発も課題 HTLV-1が引き起こす病気の治療法は、まだ確立されていないのが現状だ。 梅北医師によると、白血病(ATL)の場合、現在の最新治療でも発症後2年以内に8割の人が亡くなるとのことだ。HTLV-1のワクチン開発も試みられているが、現時点では有効なワクチンの開発には至っていない。 ■感染経路と性交渉による感染の広がり HTLV-1の主な感染経路は、「母乳による母子感染」「輸血による感染」「性交渉による感染」の3つだ。 このうち「母子感染」については、2010年から妊婦健診で検査が行われるようになり、母乳を与えない、あるいは授乳期間を短くすることで感染リスクを低減できるようになった。「輸血による感染」も、献血時の検査により、日本ではほぼ見られない状況だ。こうした状況の中、懸念されているのが「性交渉による感染」の広がりである。 (宮崎大学医学部附属病院 梅北邦彦医師)「妊婦さんは検査を受けて、自身が感染しているかどうか知るチャンスがあります。最も検査を受けるチャンスがないのは男性です。健診の項目にも入っていませんので」と指摘する。 このため、感染を全く知らずにパートナーに感染させてしまう可能性が十分にあるという。 (省略) ■九州に感染者が多い理由は? 九州にHTLV-1の感染者が多い理由として、大昔の人類の移動が関係していると考えられている。 日本では、縄文人もHTLV-1に感染していたと推察されており、九州に感染者が集中するのは、縄文人にルーツを持つ人が多いからだと考えられている。(以下ソース) 11/19(水) 7:00配信…