
1: 名無しのがるび 2025/11/22(土) 12:37:23.83 ID:ole0y7oP9 PS5、日本語版発売で大幅値下げ “どっちつかず”を脱却し、国内市場でNintendo Switch 2に対抗か? ソニー・インタラクティブエンタテインメント(以下、SIE)は11月12日、日本およびアジア地域で制作された新作の情報を届ける配信番組「State of Play 日本」のなかで、PlayStation 5の新モデル「PlayStation 5 デジタル・エディション 日本語専用」(以下、PS5・日本語版)を発表した。 本稿では、直近の業界動向から、PS5・日本語版リリースの背景を読み解く。同機の発売は、今後のゲーム市場にとってどのような意味を持っていくだろうか。 PlayStation 5のラインアップに日本語専用バージョンが登場 PlayStation 5は、2020年11月にローンチされたSIEの現行ハードだ。「ハプティックフィードバック」「アダプティブトリガー」といったプの没入感を高める機能、4K出力や120fpsのフレームレートに対応したグラフィック性能、ロード時間の短縮化を実現した超高速SSD、PlayStation 4との後方互換性などを特徴とする。 展開されているのは、ディスクドライブを搭載した「PlayStation 5」、ダウンロードソフトのみに対応する「PlayStation 5 デジタル・エディション」(以下、デジタル・エディション)、より高いスペックを備えた「PlayStation 5 Pro」(以下、PS5 Pro)の3タイプ。各モデルには機能に応じて価格差が設けられている。 全世界における累計販売台数は、2025年9月末時点で8,410万台。これは前世代機・PlayStation 4の同一期間における実績と比較しても遜色のない数字である。 同機は2022年6月末までに全世界で1億1,700万台以上を売り上げ、PlayStationプラットフォームでは、PlayStation 2の1億6,000万台に次ぐ、第2位の販売台数を記録している。現行機がその数字を上回れるかに注目が集まる。 今回、発表されたのは、PlayStation 5の基本性能はそのままに、価格を大幅にディスカウントした日本国内専用の新モデル。 本体言語を「日本語」、国/地域を「日本」に設定しているPlayStationアカウントのみが利用できる。 価格は、全世界向けに展開されている従来のデジタル・エディション(税込72,980円)より約1万8,000円安い税込55,000円。発売日は2025年11月21日となっており、本稿公開時点ですでに販売が開始されている。 PS5・日本語版リリースの背景は? SIEはなぜローンチから5周年を迎えるタイミングで、PS5・日本語版を発売するに至ったのだろうか。 影響したと考えられるのが、「Nintendo Switch 2 日本語・国内専用」バージョン(以下、Nintendo Switch 2・日本語版)の存在だ。任天堂はNintendo Switch 2のローンチにあたり、多言語対応バージョンより価格を抑えた日本国内専用のモデルを展開している。このことが国内での普及を後押しし、異例のペースで販売台数を伸ばしている。 任天堂とSIEは家庭用ゲーム機の領域において、長くライバル関係にある。 特に国内では、前世代機・Nintendo Switchの躍進以降、熱狂的に支持される任天堂プラットフォームの勢いに押されつつある実態がある。CS機で発売されるサードパーティータイトルは、マルチプラットフォームで展開される場合が多く、ユーザーは自身にとって都合の良いハードを選択できる。 特にライト層は各プラットフォームで独占展開されるファーストパーティータイトルをあきらめ、1つのハードのみを所有するケースが少なくない。SIEにとっては、国内で広がるNintendo Switch/Nintendo Switch 2のシェアを奪うことが、求心力の回復に直結するというわけだ。 続きはリンク先…