574 :名無しの心子知らず2014/12/03(水) 19:47:07.29ID:KSsPj0X4.net仕事が終わって工場を出たらパート仲間のママ友Aがお金を貸してほしいと言ってきたすっかりここの住人だった私は「キャー!キタキタ!セコキター!」とwktkしながらいくら必要なのと聞いてみたママ友A伏せ目しながらぼそっとつぶやいた300百円生まれて初めて息を呑むって経験をしたひょっとして遠足のおやつ代?と聞くとそうとママ友A明日は私子の学校で遠足がある私子からもらってたプリントにおやつは300百円までとあったのですぐ察しがついただめかな?というので今細かいのがないからと五千円札を出した私の指は少し震えてたかもしれないママ友Aびっくりした顔でじゃあ今からコンビニでお菓子買ってお釣り返すからと言ったけど別にいいよと無理矢理手に押し込んだママ友Aはありがとう本当ありがとうと何度も頭を下げた私はそのかわりこの事は他のみんなにナイショネーと笑いながら別れた鼻の奥がツンとしてすぐにも泣き出しそうになってたから逃げるように自転車こいだ私子とママ友A子は同学年の同じクラスで仲良しママ友A子はとてもいい子で顔を合わすと元気に挨拶してくれるママ友Aもおとなしくひかえめな性格だけど仕事はきっちりするし私とは何かと気が合った本人はあまり語らないがシングルマザーで生活が苦しいらしいという噂も聞いてはいたでもここまで苦しいとは知らなかったきっとおやつ代だけでないところでも苦しいはず五千円は他のことにも使ってねという意味もあったけど本当はママ友Aへの謝罪をこめてのものだった娘のためにわずか300円というお金を頼みに来たママ友を私はセコだのwktkだのと笑っていた不慣れな自分に仕事を丁寧に教えてくれたママ友Aを私はあざ笑ってしまった他の誰でもない自分が一番のキチママだとわかって心底おびえたもう惨めで情けなくて泣きながら帰った私子と夕食作ってた旦那が私の泣き顔見て何があったの何でもないよ何でもない顔じゃないよどうしたので揉めて納得してもらうのに時間かかった…