372 :本当にあった怖い名無し:2010/07/07(水) 14:01:00 ID:DhTpzPx+0俺の小学校には、授業の3時間目ぐらいに校門に現れる、通称『あきちん』という、黒い帽子にジャージを来た謎のおっさんがいて、ソイツは必ずその時間になると、校門で踊っているんだ。しかも毎回同じ踊りで、毎回同じ場所。手を上下に振りながら、首をめちゃくちゃ振ってる。先生達も知っていたが、最初小学校に入ったときは皆で楽しんで見ていたんだが、そのうち慣れて、皆も気にしなくなってきた頃。俺は皆となわとびで遊んでいた。当時はリズムなわとびと言って、ラジオでなわとびを飛んで、さらに上級を目指すというのが流行っていたんだ。そんで、肝心のなわとびを学校に忘れた。土日だったので先生は一人しかおらず、先生と教室に入って、なわとびを取る際に外をみたら、何故か校庭にあきちんがいた。いつもの校門では無く。そしたら、あきちんと目があってしまった。初めて顔を見た瞬間身震いした。何故なら、顔が真横になっているからである。その瞬間、あきちんが思いっきり走って、俺達がいる校舎に向かって来たが、考えると、先生が俺を校舎に入れたとき、校舎の玄関の鍵は開けた状態だった。小学生だった為、腰を抜かした俺は先生にすがりついた。先生もびっくりしたらしく、すぐさま近くにあったデカイ先生用の1M定規を持って、廊下を出て、階段を下りた。すると、バタバタと階段を上ってくる足音が聞こえた。「隠れていろ・・・」と言われたので、壁際に急いで隠れた。…