【前略】 ●わずか2カ月で250万円ほど借金 しかし、このクラブでの対面が、二人の人生を決定的に狂わせていく。 高野容疑者が最上さんに対して提起した貸金等返還請求訴訟の資料によると、クラブ初訪問の約2週間後、最上さんから高野容疑者へこんなLINEが届いた。 〈申し訳ないんだけどさ、昨日日雇いバイト行った先に財布忘れちゃってまじ手持ちない状態だからちょいお金貸してほしいんよね〉 高野容疑者は〈4万でいいかな〉と応じ、すぐに指定された口座に送金した。 数日後、またもや窮状を訴えられた高野容疑者は5万円を送金……と、最上さんはさまざまな口実を設けて、9月だけで10回も借金を申し込んでいた。 10月に入ると、最上さんの要求はエスカレートする。“姉の売掛金を支払えと迫られている”などと主張するのだ。高野容疑者はなけなしの36万円を送金する。 さらに翌月、最上さんは高野容疑者に、〈一括でやり直したいから50以上は絶対借りたいの〉 〈しんどい状況からやり直したい〉と、どうにか金を工面してほしいと懇願。 高野容疑者は〈オレ仕事してないから借金はできないかも〉〈消費者金融とか銀行カードローンも見たけど無理っぽいよ〉と及び腰だが 〈割とガチでおねがいしてるんだよねん〉という最上さんは、驚くほど執拗(しつよう)にサラ金からの借り方を指南する。 結局、高野容疑者は2社から借り入れ、95万円を最上さんに送金した。 こうして最上さんは、わずか2カ月の間に250万円ほどの借金を作ってしまったのである。 ●「子どもを託児所に預けたまま彼女が飲みに行ってしまい……」 彼女の金の使い方は、かなり無軌道なものだったという。 「山形駅前の夜の店のキャッチやボーイの間では、彼女は金遣いが荒いと有名でした。 ボーイズバーでお気に入りの男性スタッフのためにシャンパンを入れる、といった“貢ぎ癖”があったようです。それも、一人だけではなく複数人のお気に入りがいた。 よくお金が続くなと思っていました」(前出のクラブ関係者) 奔放な夜遊びを繰り返す彼女は当時、母子支援施設に身を寄せるシングルマザーだった。勤務の際には、託児所に子どもを預けていたという。 ところが、 ※詳しくは上記リンクより 関連記事…