「ほめちぎる教習所」のやる気の育て方 1: 2025/03/09(日) 14:14:52.71 「他の人はごく普通のようにできているのに、自分だけできなかったという劣等感がいまだにすごくあります。僕にとって相当なコンプレックスです」 そう胸中を明かすのは、IT企業で働く30代の男性・Aさんだ。車の免許を取得できなかったことが辛く、新卒で入社した会社を1年あまりで退社。免許が不要な職種に変更して、職を転々としながら現在の会社にたどり着いたという。 「新卒で入社した会社では、別に免許なんていらないはずだったんです。でも、配属された営業部署では車があったほうが断然便利。上司や先輩から、毎日のように『さっさと免許を取れ』と言われ続けました。話が違うと思いつつも、教習所に通ったのですが、結局取得できずじまい。会社にいづらくなって、退職しました」(Aさん) 教習所には、わずか「5回」で“不登校”になったそうだ。約20万円を支払っていたが、どうしても運転に馴染めず、退所を申し出たという。 「ハンドルをうまく回すことはおろか、車線変更ではサイドミラーで後方確認して、ウインカーを出して……みたいな手順はパニックだし、道路上で距離感が全然つかめない。何度やっても体が覚えてくれず、教官には大きなため息をつかれました。車は怖いし、教官はもっと怖いし、通うのがイヤになって……。 大学まで、学校がイヤになったことはありませんでしたが、教習所だけは無理でした。しまいには、教習所のことを考えると体調が悪くなってきました。お金はもったいなかったですが、結局、やめることになりました」(Aさん) この挫折を知った父親から「情けない。免許も取れない奴はどんな仕事でもダメだ!」と言われたことを、Aさんは今でもよく覚えているという。 免許未取得であることが他人に知られると、「今からでも取得した方がいい」と言われ、さらに挫折した経験がバレると「えっ!?」など、信じられないといった面持ちで驚かれることも多く、その度に劣等感に苛まれている。 「教習所に通えばほとんどの人が運転できるようになるのに、僕にはできなかった。人として何かが劣っているようで、完全に黒歴史です」(Aさん) ※関連記事 【画像】X民『教習所の料金、とんでもないことになってる…』…