1 ロシアのプーチン政権がウクライナで続ける「特別軍事作戦」は4年目に入った。 ウクライナの最大支援国である米国のトランプ大統領は、対露交渉に前のめりな姿勢だ。 ロシアの人々は現状をどのように捉えているのか。首都モスクワの街角で探った。 ◇「解決すると思いたい」「うんざり」 作戦開始から丸3年となった24日、モスクワは雲一つない冬晴れとなった。表面上は戦争を感じさせない日常が続く。 通りで話を聞くと、取材に応じた多くの人が米国とロシアの交渉開始を肯定的に受け止め、ウクライナでの戦闘終結に期待を寄せた。 18歳の男性は笑顔でこう言った。 「トランプ氏を信じたい。ロシアとウクライナの対立も、露米の対立も、解決すると思いたい。そして、(正規の輸入が止まっている米国ブランドの清涼飲料)コカ・コーラに戻ってきてほしい」 一方、ある中年女性は 「世界は狂ってしまった。年を取った2人の“バカ”が世界を共有してしまうなんて。うんざりする」と米露首脳へ向けたとみられる痛烈な非難を吐き捨てるように言い、足早に立ち去った。 厳しい言論統制が敷かれている今のロシアで、この女性のような発言を人前でする例はかなり珍しい。 取材に応じない人も多く、街頭で本音を聞き出すのは難しい状況だ。 ※略 9 正直でよろしい 11 そもそもプーチンがバカってロシア人も認識してたんか…