1 名前:ばーど ★:2025/02/15(土) 17:46:03.98 ID:qdoxU3am.net 「クリスマスツリーの木」の前で写真撮影する韓国からの観光客 コロナ禍で冷え込んだ北海道の観光がV字回復を遂げている。円安を追い風に訪日外国人(インバウンド)がけん引。ただ、その回復スピードに体制が追いつかず、受け入れる地域では住民との摩擦が生じている。 北海道でトップクラスの観光地、美瑛町は、受け入れの許容量を超えた。人気スポット周辺では、外国人観光客の一行が車道を歩行者天国のように闊歩(かっぽ)し、車の往来をはばむ。深刻化するオーバーツーリズム(観光公害)の実態を追った。 ■生活道路埋め尽くす観光客 ドラマで人気過熱 去年12月22日、美瑛町美馬牛の町道。スクールバスが通る、生活道路は「歩行者天国」のようだった。なだらかな丘の畑の中腹にりんと立つ風光明媚(めいび)な1本の木、「クリスマスツリーの木」を写真に収めようと、人や三脚が道路を埋め尽くしていた。 木の上部がまるで星が乗ったような形に見えることから、いつしかそう呼ばれるようになった。Netflixで2022年に配信されたドラマ「First Love 初恋」のロケ地となり、アジアを中心に人気が過熱している。 「ドラマを見て行きたいと感じた。とても美しいので、毎年観光に来て色んな場所を見てみたい」(観光できた韓国人の男性) ■駐禁も効果なし…「危ない」と住民ため息 道路を占拠する観光客は、通行しようとする車がクラクションを鳴らしてもちょっとやそっとでは動かない。 「いつ事故が起きてもおかしくない。本当に危ない」。美瑛町民はため息をつく。 木の周りは農地で、立ち入りは厳禁。駐車場はない。美瑛町観光協会は安全を確保するため、去年12月から警備員2人を配置。韓国語を織り交ぜながら休む暇なく大きな声を張り上げる警備員の男性の表情は疲れ切っていた。 1月29日から始まった中華圏の旧正月「春節」には中国人が殺到する。地元の要請を受け、30日から3週間、付近の町道約300メートルを、駐車禁止区間に指定した。 警察官が動員され、一時解消されたが、違法の駐車列は一向に解消されない。 ■我慢も限界に 「シラカバ並木」苦渋の伐採 十勝岳の麓に広がる美瑛町は雄大な自然と人の営みが織りなす北海道有数の観光地。夏が最盛期で、色合いの異なる畑が連なる「パッチワークの丘」などの農村風景で人々を魅了する。 景観の多くは作られたものではなく、発見されて人が集まるようになった。いずれも農家や地権者の好意でなり立っている。 広さは東京23区の面積に匹敵する約680平方キロメートルだが、人口は約9300人。そこに250倍を超える238万人の観光客が押し寄せる。コロナ禍だった2021年の106万人の倍以上だ。 今年1月、農家らの好意は限界に達した。「クリスマスツリーの木」から12キロ離れた、映えスポットとして人気の「セブンスターの木」から道路を挟んだ町道沿い。 130メートルにわたる38本のシラカバ並木が1月14日午前、1本残らず伐採された。根元から切られた長さ15メートルほどのシラカバが、横たわっていた。 「セブンスターの木」は1976年にたばこのパッケージに採用され、隣接するシラカバ並木も人気の観光スポットとなっていた。 なぜ、切り倒されてしまったのか――。 「観光客が私有地の農地に侵入したり、車道をふさいで写真を撮影したりし、マナー違反や交通渋滞が大きな問題になっていた。高さ15メートルに成長したシラカバが日陰をつくり、農作物の生育に影響を及ぼしていたこともあった」(美瑛町農林課 平間克哉さん) 周辺農家でつくる住民団体は去年12月上旬、シラカバ並木の伐採を町に要望。町は基幹産業の農業に影響があることから「伐採はやむを得ない」と判断した。 「私有地であり、農家のなりわいに悪影響を及ぼしているなら残してとは言えない。やむをえないけど、きれいだったので残念」。美瑛町の男性は複雑な表情を浮かべた。 以下全文はソース先で ■畑侵入し記念撮影 「非常に迷惑」と怒る農家 ■好機と考える動きも 観光客と農家の共存模索 ■「青い池」泳ぐ外国人も 経費投入しカメラで監視 北海道文化放送 2025年2月15日 土曜 午前7:00 引用元:…