元スレ 全てのレス 3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/02/02(火) 22:33:24.87 :4rBvVc9Go 明石は工作艦をやっていた。 その綺麗な桃色の髪や頬は煤で汚れ、軍手も油で真っ黒に染まってしまっていた。折角夕張と弄った爪もこれでは意味がない。そんなことを考えながら鉄を取り出そうと輸送用のドラム缶を開けると、鉄の上に小さな木箱が置いてあった。 「何だろう?」 と明石はちょっと不審に思ったが、そんなものに構って居られなかった。もうすぐ大規模作戦があるので駆逐艦たちの装備の改修も行わなければならないのだ。 「けど待って。ドラム缶から箱が出るっておかしいわよね?」 明石は小箱を拾ってみた。箱は軽かった。 「軽い処を見ると、爆弾とかではないみたいね」 明石は後で調べようと、小箱を工具箱の隅に入れた。…