1 名前:@仮面ウニダー ★:2025/01/18(土) 12:47:31.70 ID:ZZpX9bEL.net <1年で3回も首相が交代したフランスなど他の先進国と比べれば、日本の政治は安定していると言っていい> 私は日本の政治家をよく批判する記者だが、「もしかしたら、日本の政治のほうがましではないか」と最近思うようになった。 「いやいや、日本の政治は駄目だよ」と反論する読者は少なくないかもしれないが、世界中、特に先進国で起きていることを見れば、 日本の政治は駄目だという意見が変わる可能性もある。【西村カリン(ジャーナリスト)】 日本政治の問題は、日本の未来像を持っていない政治家が多く、彼らが国民の日常生活の課題を知らず、その課題を解決できる政策を 考えず、時代錯誤の考え方が根強く、政治と金の問題が繰り返し噴出する......と、いくつも挙げられる。 でも今は自民と公明の与党が衆議院で過半数割れしているので、与党が勝手に政策を決めることはなく、野党と議論し、 よりバランスの取れた政策につながることが期待できる。つまり、より民主主義的に国が運営されている。 善くも悪くも自民党の存在感が大きく政権交代があまりない、自民党は部分的に極右だから別の極右政党が生まれて力を持つ可能性が 低い、極端な人が首相になるリスクが低い、ともいえる。結局、比較的ではあるが、日本の政治は安定している。 以前は私の母国フランスの政治状況のほうが安定的だったが、最近は心配するほどひどくなった。昨年1年間で首相が3回代わった。 12月に4人目の首相になったフランソワ・バイルも、数週間か数カ月で辞職する可能性がある。 ・「弱いEU」とトランプ大統領 なぜこんな状況になったかというと、理由がないまま昨年6月に解散総選挙を勝手に決めたエマニュエル・マクロン大統領の 誤った判断が原因だ。マクロン本人が2027年春の任期満了を待たず、本年中に辞任するのではないかとの議論もある。 韓国では尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が戒厳令を出し、極めて不安定な状況になっている。ドイツではオラフ・ショルツ首相の 信任投票が議会で否決され、総選挙が前倒しされる。カナダでは突然、ジャスティン・トルドー首相が辞任を表明。 イギリスでも大規模な児童性的虐待の問題で、与党の基盤が揺らいでいる。 欧州を中心に先進国の政治は深刻な危機に陥っているが、経済も危険な状況だ。フランスは25年(1~12月)の予算が決まっていない。 借金が増え続けているので節約しなければならず、増税は避けられない。 それに比べたら、日本も借金は大きいが日銀や銀行などが国債を購入しており、フランスより財政危機のリスクが低い。 EUの最大の柱といわれるフランスとドイツが政治的混乱に陥ったのは、国民の支持や議会の多数派を背景に、強い権力を持った ドナルド・トランプが再びアメリカ大統領になるタイミングだった。 弱いEUは、彼からすると最高の状況だ。だからトランプは堂々ととんでもない発言をする。 ・「イーロン・マスク」というリスク トランプというリスクに加えて、イーロン・マスクの政治介入というリスクもある。世論を左右するSNS「X(旧ツイッター)」の オーナーで、スペースXやスターリンク、ニューラリンクといった最先端技術を提供する企業も所有するマスクは世界的な金持ちの1人だ。 ただの経営者ではなく、世界最大の権力を持つ人とみるほうが正しい。 彼が影響力を持ちすぎるのは危険だと専門家はだいぶ前から警告していたが、それを理解しないマクロンはマスクを何度もパリに 招待した。仲間になれば有利と思ったからだろう。ただ、マスクはトランプ次期政権の重要人物になると同時に、欧州の政治に 介入し始めた。ようやくマクロンはその危険性に気付いようだが、遅すぎる。 日本の政治家は欧州の現状をしっかり分析すべきだろう。日本にもマスクの悪影響を受けるリスクは存在するからだ。 西村カリン 1/17(金) 17:39配信 引用元:…