国内での前回の死刑執行から約2年4カ月が経過した。 近年はほぼ毎年執行されており、2年を超える空白は異例だ。この間に死刑囚だった袴田巌さんの再審無罪が確定し、識者から死刑制度廃止を含めた見直しを求める声が上がる。 死刑は刑法で定められ、法相の命令を受けて絞首により執行される。刑事訴訟法は判決確定から6カ月以内の命令を規定するが、これは「訓示規定」(法務省)と解釈されている。実際には関係記録などの精査に時間を要するのが通例だ。 同省によると、判決確定から執行までの平均期間は12~21年の10年間の執行分で約7年9カ月。今年10月末時点の確定死刑囚は107人に上る。 ※詳しくは上記リンクより 関連記事…