354:謎 1/4:2006/12/30(土) 19:58:23 ID:CYFIitcf0俺と姉貴は中二の頃まで一緒の部屋だった。 もとより中の悪い俺たちは口をきくことすら稀だった。 中学二年生、俺の足の傷に変化はさほどない。 その日、いつもの時間帯に起き、立とうと した時だった。急激に足に激痛を感じ、驚き 倒れてしまった。家中にまで響き渡る勢いだった。 駆けつけた母が来て部屋の明りをつけると 布団は血で染まっていた。 そして、その血は俺の脚の傷からだった。 今までに血は何度も出ているが、この量は あの四年生以来の量だ。 俺も母も驚き、暫くは動けなかった。 俺はその日学校を休んだ。 体調が悪いわけでも無いので、休めた分 嬉しかったが、それと同時にやることが無かった。 父は仕事。母は買い物。 家にいるのは俺と、眼が見えなくなった 婆ちゃんの二人だけだ。 だが、婆ちゃんも寝たきりで話すのも困難だ。 悩みに悩んだ末、結局は昼寝をした。…