161:本当にあった怖い名無し:2008/03/27(木) 13:04:19 ID:begxG/4WO十数年前、小六の夏休み頃の話 地元はかなりの田舎で滅多に観光客なんか来るような所じゃなかった。 そのせいか、年寄りはヨソモノを毛嫌いし、昔ながらの風習だとか何とか意味の分からない事を言っていた。 夏休みになり俺は近所に住むAとよく二人で遊んでいた。近くに川が流れていて、釣りをしたり泳いだり毎日のように朝から晩まで飽きずに遊んだ。 七月も終わる頃、いつものようにAと川に遊びに行った。朝の8時頃だったと思う。俺達が秘密のポイントと呼んでいた釣りの穴場に誰かがいるのが分かった。 対岸からその誰かを見ると麦わら帽子を被っていて同い年ぐらいのように見えた。 Aが、 「お前誰じゃ!何組の奴じゃ!」 その子はただ俯いて竿を垂らしているだけ。 俺とAは川の向こう側に周り、その子に話かけた。 「あれ?見かけん顔じゃのう?転校生か?まぁええ。俺はA。こいつは〇〇(俺の名)って言うんじゃ!よろしくな」 その子は小さな声で、 「〇〇(仮にBとする)です。よろしく」 肌は白く第一印象は線の細い奴と思いながらも、すぐに友達になり一緒に遊びだした。 次の日、母と祖母に新しい友達が出来たとニコニコしながら話した…