986:本当にあった怖い名無し:2014/02/21(金) 22:19:19.27 ID:vK991Tec015年くらい前に爺ちゃんから聞いた話(うろ覚え) 爺ちゃんは日中戦争でシナに配属されてたんだけど、太平洋戦争が始まって南方に派遣されたらしい。 その時の南方の島(オセアニア周辺か?)での話。 爺ちゃん達の支隊が島を調査していると、現地民の集落を発見。 おそるおそるピジン・イングリッシュで話しかけてみると、通じたので一安心。 現地民は好意的で、お祭りを開いて歓迎をしてくれると言う。 日本軍は南方では漁を教えたり、畑を作ったりしていたので、原住民から歓待を受けることは結構あったらしい。 (なんか来訪神信仰とかもあって、あちこちで歓迎を受けてたそうだ) だから爺ちゃん達も警戒を解いて、歓迎に応じた。 集落の中で宴会が始まると、魚やら果物やらが次々と運ばれてくる。 (余談だけど、バナナの葉で包んだ魚の蒸し焼きが死ぬほど美味かったそうだ) ところが、その中に奇妙な肉が混じっている。 バナナの葉で包んだ肉の蒸し焼きなんだけど、明らかに髪の毛のようなものが生えている。 村人に何の肉だと聞くと「長い豚の肉だ」という返事が返ってくる。 もともと、南方の島には食人の風習が残っているという噂があったため、爺ちゃんたちはすぐに察して帰ろうとする。 軍の任務に戻るとか、適当な理由を付けて別れを告げると、村人たちは名残惜しそうに果物をお土産として持たせてくれたそうだ。…