242:本当にあった怖い名無し:2008/03/29(土) 01:18:02 ID:mLKhj+ES0俺小さい頃母親に軽い虐待っぽいものを受けてたのね。 でも当時小さくておまけに母子家庭で一人っ子だった俺は他の家の家庭環境なんて分からないし 同い年の子がどういう風に親と接してるかも分からなかったからきっと他所の家族もこんなもんなんだろうなぁ 位にしか思わなかったから誰かに言ったりもせずに普通に幼稚園とかも行ってたの。 で、たぶん6歳くらいの時に母さんが仕事を辞めたから二人で母方の実家に住むことになった。 その爺ちゃんちってのが親戚の中で分家本家とかあるうちの本家の方で、家に大きな神棚みたいなのがあって そこに神様が居たの。神様って言ってもお化けとか普通の人には見えないとかそういうのじゃなくて、なんていうか神様の本体みたいな。分家にはそれをかたどった偽者みたいなのがあるらしいんだけど、 爺ちゃんちは黒塗りでちっちゃい観音開きの縦置きにした棺みたいなのにその神様が入ってるのね。 でもその神様は女の人がお世話をしちゃいけないみたいで、毎年決まった日にその家の男の人が中から出して世話をするのがしきたり。 俺には父さんが居なかったから自動的に次に世話をする役目につくのは俺って言う事になる訳で、爺ちゃんはそれが嬉しかったんだかノリノリで神様のことを小さい俺に説明してくれたりしてた。 俺は神様が(女の子でいうとぬいぐるみみたいな感じ)可愛くて小さい家族みたいなイメージで大好きになって、幼稚園から帰ってきては神様に向かって話をして庭で花を摘んでは家の裏にあるお稲荷さんとその神様にお供えしたりしてた。 ある日、爺さん婆さんが居ないうちに母さんが俺にプチ虐待をしてくるような事があって(喜ばれる話じゃないから具体例割愛するね)でも俺は虐待って認識はなかったから、凄く怒られたくらいの捉え方で家の裏のお稲荷さんの祠まで逃げてそこで泣いてたんだ。で俺はいい事を思いついた。母さんのことを神様たちに相談することにしたの。 俺は泥で作った団子と花とお金とをお稲荷さんと神様に供えて「母さんが許してくれますように、俺の事もっと好きになって優しくなってくれますように」ってお願いした。 でも当然そんな事をしたぐらいで事態が良くなる事はなくて、むしろ仕事を始めたばかりでストレスが溜まってたのか母さんのプチ虐待は頻度を増してった。…