8月14日の裁判期日がその前日に突如取り消され、新しい日程がいまだに決まっていないという異例の展開に、一部からは「松本氏側が和解や訴え取り下げを検討しているのではないか」という観測も流れている。 裁判に何か進展はないか。私は改めて東京地裁に赴き、裁判記録を閲覧した。結果は空振り。期日中止の後、裁判記録は全く更新されていなかった。だが、資料を見直してあることに気付いた。裁判が止まる1週間前、文春側が提出した新証拠に「新しい人物」が登場していたのだ。 その人物は、性被害を訴えた2人の女性のうちの一人、B子さんを文春記者が取材したメモに登場する。B子さんはスピードワゴン小沢一敬氏の誘いで松本氏らが待つホテルの部屋を訪ねた時の様子についてこう証言していた。 「部屋に入ると既に4人の男性がいました。面識のある小沢さんの他、初対面の放送作家、そして松本人志さん、大物タレント(●●●●)がいました」 「大物タレント」のワードが、この裁判に登場したのは初めてだ。その横のカッコの中には実名が書かれていたようだが、証拠提出にあたって文春側が配慮したのか、「黒塗り」にされている。「黒塗り」の大きさは、上下の文字から推測すると「4文字分」だった。 ※詳しくは上記リンクより 関連記事…