REAL TRUCKS 6(トラック魂 特別編集) (CARTOP MOOK) 1: 2024/09/08(日) 22:49:04.83 「トラックは景観を害す」 いわれなき暴言に隠れた“配送用スペース”確保急務という課題! 駐禁におびえるドライバーはもうたくさんだ 配送車両への配慮不足 数年前、ある商店街を取材したときのこと。この商店街では、共同配送を実施していた。商店街エリアに荷物を届ける際、運送会社の物流センターに荷物を持ち込み、その会社が共同配送を行う仕組みだ。トラックの配送用駐車スペースは商店街の裏通りにいくつか設けられ、ドライバーはそこから徒歩で配送先へ向かう。 なぜ、このような手間がかかる方法を採用したのだろうか。商店街のメインストリートにはパーキングメーターが設置され、多くの駐車スペースが確保されているにも関わらず。 「一般的な商店街と違い、当商店街は、ハイブランドを扱う店も立ち並ぶ高級志向が特徴です。なので、来客のなかには、フェラーリで乗り付け、当商店街のパーキングメーターに駐車することで承認欲求を満たす人もいらっしゃいます。そんな商店街で、フェラーリの隣にトラックが駐車していたら台無しじゃないですか」 この商店街の理事長は、共同配送システムを導入した理由のひとつとして、このような説明をした。 補足すると、第一の理由は、さまざまな運送事業者が商店街に入り乱れることで、来客の安全を損なうのを防ぐことだ。商店街の特性を理解した、商店街専門のドライバーであれば、来客の安全性を保ちやすいだろう。しかし、 「フェラーリはいいけどトラックはNG」 という感覚は、職業差別につながる危険な感覚である。これは例外的な事例ではあるが、日本では配送車両に対する配慮があまりないのが実情だ。 ※関連記事 【動画】飲酒運転で3人を殺したトラック運転手、どう見てもおかしい...…