複数の中国メディアが4日(現地時間)に報じた。それによると2日午後から翌日未明にかけて中国重慶市では人工的に雨を降らせる作業が行われたという。 人工降雨とは凝結核となるヨウ化銀を砲弾やロケットなどで雲に飛ばすことで水滴を凝集させ、人工的に雨を降らせるもの。 当局によると、重慶市周辺では人工降雨用の高射砲弾158発、ロケット弾37発が発射されたという。 これにより最大で31ミリの雨が降り、40度前後だった気温も28度にまで下がった。 ところがその後暴風雨を伴う異常気象が発生した。 重慶気象観測所によると、2日午前7時から3日午前7時までの24時間に重慶市内の20の区や県でレベル8以上の突風が吹き、最大風速34.4メートルを記録した。 この強風で16階建てマンションの窓ガラスが割れて破片が落下し、街路樹が根元から倒れ、オートバイが転倒し車が破損するなど多くの被害が発生した。 雨風の中で看板やトタン屋根などが吹き飛ばされ、高層マンションではベランダの壁なども落下した。 ※詳しくは上記リンクより 関連記事…