1: PARADISE ★ ころころ 2024/07/24(水) 11:16:06.25 ID:kpoXVB5U9 7月24日は土用の丑(うし)の日。ただ、主役のニホンウナギの供給量は減少傾向にあり、今年もかば焼きの価格が高騰している。打開策として期待されるのが、ウナギの「完全養殖」の実現だ。かつて不可能と言われた夢の技術だが、研究は大きく前進している。 関連記事 北海道で養殖サーモン 外海に大型いけす ハイブリッドで「幻の魚」を養殖へ 温泉+地酒=スッポン 新潟・南魚沼で養殖挑戦 「地球沸騰化」で流行語大賞 産学官で水産養殖 7月4日、坂本哲志農相の前に、香ばしい匂いが漂う「うな重」が置かれた。二つ乗ったかば焼きのうち一方は一般的な養殖ウナギ、もう一方は卵から人工的にふ化させた「人工種苗」から成魚にまで育てたウナギだ。食べ比べた坂本氏がうなった。「まったく味は変わらない」 「養殖」「完全養殖」何が違う? ニホンウナギは産卵から仔魚(しぎょ)(赤ちゃん)を経て、全長数センチのシラスウナギ(稚魚)に成長するまでを海で過ごす。生態は謎が多く、これまでは川にのぼってきた天然のシラスウナギをつかまえて養殖するしか手がなかった。 人工種苗は、ウナギから卵と精子を取り出し、人工的にふ化・生育させる技術だ。人工種苗から育ったウナギを両親にして、さらに次世代のウナギを育てることができれば「完全養殖」が実現する。卵やシラスウナギを天然の資源に依存しないため、持続的なウナギ生産が可能となる。 半世紀以上前から研究、失敗の連続 人工種苗研究の歴史は古い。国内では1960年代から始まり、73年に北海道大学が世界初の人工ふ化に成功している。だが、ここからが難航を極めた。仔魚がなかなか育たず、失敗の連続だった。 ようやく突破口を開いたのは2010年、水産研究・教育機構(旧水産総合研究センター)だ。飼育環境などを改良し仔魚の育成に成功したうえ、卵↓仔魚↓シラスウナギ↓ウナギ↓採卵↓仔魚の循環に成功。世界初の完全養殖を実現した。坂本氏が食べた「人工種苗」ウナギにも機構が開発した技術が使われている。 大きな技術的な壁を越えたことでスーパーに並ぶのも時間の問題のように見えるが、まだハードルがあるという。同機構水産技術研究所の風藤行紀・シラスウナギ生産部長は「人工種苗技術の開発はある程度のめどがたってきたが、さらに難しいのは量産です」と打ち明ける。 以下ソース 引用元: ・【ウナギ】夢の「完全養殖」ウナギ、食卓まであと一歩 開発は最終段階に [PARADISE★]…